これから、週に3作ずつレトロプロブレムを紹介していきます。日曜に解答・解説を載せる予定です。尚、解図に関してはチェスのルール以外の予備知識は一切要りませんので、御安心下さい。
(01)Tibor Orban(Die Schwalbe 04/1976, Recommandation)
Proof Game in 4.0 moves (15+15)
最初なので、プルーフゲームについても説明しておきますと、実戦初形から指定された手数で出題図を作れというもの。この場合は、白黒双方が4手ずつ指してこの局面を作る訳です。(ちなみに、白4手黒3手の場合は3.5手と表記されます)
本作は、プルーフゲームにおける「例の3手詰」のような作です。未見の方は是非挑戦してみて下さいな。
(02)Julio Sunyer(Chess Amateur 1926)
双方1手ずつ戻し、それからH#1にせよ(1+1)
手を戻す際、黒は白に協力します。(つまり、白にとって一番都合のよい逆算を想定してよい訳です)こういうタイプをHelp Retractorと呼びます。
本作の場合は白がまず1手戻し、それから更に黒が1手戻してH#1の局面を構成します。では、何の駒をどこに発生させればよいのでしょうか?
(03)Michel Caillaud(The Problemist 1995-1996)
Proof Game in 6.5 moves (16+15)
b)7.5 moves
本作はツインです。a)としてまず6.5手で解き、更にb)として7.5手の解も見つけて下さい。a)は簡単ですが、b)の方は…?
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