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2016年01月05日22:18

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「カピタン」研究(はじめに)

 みなさんは「カピタン」を御存知だろうか?今から40年も前に創刊され、紆余曲折を経ながらも20年間も続いた、フェアリー専門のミニコミ誌だ。その内容は「衝立将棋」や「安南将棋」は言うに及ばず、「ネコネコ鮮将棋」「軍人将棋」「中将棋」「大将棋」「大々将棋」「傾斜盤将棋」「国際三人将棋」…と、書いているだけで頭が痛くなってくるようなシロモノばかり。
 私もほどほどマニアだが、この伝説のミニコミ誌については長らく手にすることができずにいた。しかし4年前の全国大会の前夜祭でたまたまその話をしたところ加藤徹氏からPDF化したものを頂き、一度でよいから読んでみたいと長年望んでいた宝物は驚くほどあっけなく手に入ったのだった。これは隅から隅まで読み尽くすことで、是非とも加藤さんの恩に報いねばなるまい。ということで、今年はこの「カピタン」をメインに据えて日記を書いていく心算である。

 実際に読んで初めて知ったのだが、当初「カピタン」は京都大学現代将棋研究会(この組織は現存するのだろうか?)の機関紙という位置づけであり、初代の発行者は加藤さん。また、第1号の発行年月日は昭和51年7月1日となっている。この頃既に京大将棋部は、フェアリストの巣窟と化していたのだろうなあ。
 勿論当時はワープロなどというものは影も形もなかったので、全て手書き(駒はハンコ)である。尚、定価が入ったのは4号からで、一部60円(送料65円)となっている。3号までは非売品だったのだろうか。

 では、いよいよ明日から内容紹介に入りたいと思う。乞うご期待!
 
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