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2015年09月23日20:49

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SFC版ダンジョンマスター

・wiz6をやってるうちにダンマスがやりたくなってきたので、連休中はダンマスをプレイ。
操作も完全に忘れてるので、とりあえず最もスタンダードなSFC版をチョイスしてみた。
古典的でありながらも、今プレイしても古臭いどころかむしろ新鮮ですらある優れた名作。

・キャラは「ゴスモグ」を選択。転生させて全LV１からのスタート。
見かけによらず、１人旅の時には選ばれやすいキャラ。コイツだけが持つ便利なレア品、暗黒のマントを所有してるからか。見た目も好き。ちなみに２人旅の時はガチャピンとムックオンリー。

・ああ、この雰囲気、まさにダンマスだわ。たまらん。
迷宮に潜む魔物の息遣い、水滴の音、リアルタイムで消耗していく松明の灯りに飢え、渇き。
やっぱ見せかけだけのwiz6とは迫力が違うな。本物はダンチ。あれはあれで楽しかったけど。

SFC版は音楽が流れだすポイントが各所に設定されてるのが、他とは違う特徴なんだよな。
BGMを排除してリアリティを追求しているダンマスという作品にあって、そこを決して損なわずに雰囲気を盛り上げてくれる絶妙なBGMがSFC版最大の美点。

ただでも、やっぱりというか、処理速度が異様に重いな。重量を軽くしてても歩くのがモタモタしてるし。もっさり全開って感じ。あと、セーブにすら10秒ぐらいかかる。カセットなのに。まぁ、古いPCでやるみたいな臨場感があるといえば聞こえはいいけど。つーか、ダンマスはこんな感じがデフォだから、SFCだからって妙に動作がハキハキしてても、偽物くさく感じそうでイヤだしな。

・１人だと、４人分をすべてまかなわなきゃならないので、均等とはいかないでも各種レベルを上げていく必要がある。食料もあまりがちなので、とりあえず序盤のうちに、重い石をひたすら壁に投げつけて、もっとも上げづらい忍者レベルを３ぐらいまで上げておく。

あとSFC版に搭載されてるムーブモードは使いづらいな。十字キーで歩けるんだけど、勝手が悪い。マウスチックにプレイする方がはるかに遊びやすい感じ。何度やってもそう思う。

・毒々しい色。ワーム肉は重いくせにカロリーが低いのでありがたみが薄い。つーかダンジョン飯なんて洒落た調理は必要ない。毒虫の肉でも火を通さず生で喰らうのがダンジョンびと。

多人数パーティだと食料のやりくりが大変なゲームだけど、１人プレイのばあいは別の意味でやりくりが大変になる。持てる数量と重量にかぎりがあるため、置き去りにするか、満腹でもその場で満たしてしまうかの二者択一。とにかく１人でやってると、大量の食料があまりがちで大変。

・そういう場合は、とりあえずその場で修行。
最大レベルのファイアーボールを連発することで、魔術師レベルの向上につとめる。MPを使えば腹がグッと減るので、ひたすら撃っては寝るを繰り返すことで、一石二鳥の効果が生まれる。
道端の食料をすべて食べ尽くしたら、再び探索へと戻る。

・持てる重量の最大値がアップする秘薬クーを作り続けてドーピングすることで、重量事情も改善され、かつ僧侶レベルもあげられる。というか、これはもはやダンマス一人旅の定石といえる。

・本作ダンジョンの踊り場とでもいうべき、地下５階通路の泉付近。
ここは中間地点みたいなポイントなので、一時的な荷物置き場にも最適。ひとまずどうでもいい装備や小物、フラスコの山とかはここに置き捨てていくことに。食物を詰めた宝箱も、この階の宝物庫探索には無用なので置いていく。一気に気分が軽くなるひと時。あとで回収するけど。

・この水飲み場は４階の食料庫（スクリーマーの巣）につながる階段の傍なのも便利。
スクリーマーは延々と復活するので、足りなくなったらいつでも戻ってきて食料を調達可能。

・探索に次ぐ探索で、地下9階までたどり着いた時点。ここらがマジで限界。
みよ、このひとり宝箱状態を！！欲張りすぎて、もうドーピングすら意味をなさない惨状。

・で、身動きがとれないときにかぎって魔物に襲われたりする。
しかも倒したら高カロリーのもも肉を大量に落とすジャイアントラット。頼む、早くあの場所に・・・

・ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!!!
荷物抱えて、ほうほうのていでようやく辿り着いた。地下９階最奥にある「泉のある小部屋」。
この６マスに過ぎない小フロアーこそ、無印ダンマスにおける秘密基地ともいうべき自分の城。

・泉を完備してるだけでなく、開閉式のドアも完備。睡眠時にも絶対に襲われることがない。
モノを置くスペースは広々とあるし、壁にはインテリア用のスペースまで用意されてる。
ダンジョン内において、唯一どっぷりとくつろげる癒しの空間。

・さっそく、持ち込んだ重すぎる荷物をほどいてラクになってみた。
食料の詰まった宝箱の山、使わないアイテム、剣以外の武器、ランクの低い防具、爆弾、魔法の函、弓矢等の小物、水入りフラスコの山、よくひとりでここまで運んできたと思える量だった＾＾

必要最小限の荷物だけを手にして、さらに下層へ向かう。水・食料が足りなくなったり、荷物が増えたときは、ここに戻ってくることになる。無印ダンマスにおける最拠点ポイント。

・そして、出かけるときはちゃんと扉をしめていくのがマナー。

実はSFC版ダンマスには蛋白な思い出しかなかったりする。初ダンマスが98版のカオスの逆襲だっただけに、無印のあまりに至れり尽せりかつ難度の低さにガッカリさせられた思いが強い。
先入観つーかクリアした達成感の大きさからか、カオスの逆襲以外のダンマスはなんかダンマスじゃないなって意識がいまだに強かったりする。１人プレイでも、むしろラクだし、「ダンマスだな～」「楽しいな～」って感じはあっても、ゾクゾクするようなやりがいが圧倒的に不足してる。
ぶっちゃけ、RPGというよりは、雰囲気ゲーという感じか。楽しいんだけどね。

開始直後がワームの巣の中で、何をしたらいいのかすらわからないのに毒虫の大群に囲まれてワンパン制裁を繰り返されるとか、泣きながらそこを抜け出したら一面が隠しピット地獄で落下死の嵐とか、１匹仕留めるのに１時間はかかるようなレッドドラゴンが徒党を組んでる最下層の竜の巣でファイアーボールの乱れ打ちで画面真っ赤っかとか、あれで心底鍛えられただけに、もう少し張り合いがあってもいいと思わされた。無印とカオスの落差が恐ろしくひどい。

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