マイミクさんの日記で「赤毛のアン」の補訳の件があったので、それを受け
E.M.モンゴメリは少女マンガに対して土屋信子や円地文子といった少女小説よりも戦後生まれの作家に対して影響力は大きかったのではなかろうか?
特に西谷祥子「マリイルウ」からはじまるラブコメがアメリカを舞台にしていたのは、なにもハリウツドの影響下やアメリカンポップスにインスパイアされただけでなく、モンゴメリの影響も無視できないのではなかろうか。
短編や長編のエピソードのパターンが当時のラブコメに多く使われていたことからも窺えるし、なによりも当時に欧米のラブストーリーに憧れていた少女だった人たちにとっては「言わずもがな」な自明のことであった。
これをスッポリと落とすと欧風のカントリーライフに対する憧憬の由来-少女マンガモチーフの重要な1つ-が把握できなくなるのではないだろうか?
これをギチギチに論及するとしんどい作業のテーマなのでメモとしての提示
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