最近、平安時代というのは中世と考えたほうが辻褄があうような気がしてきました。政治史的には天武王朝の断絶か長岡京・平安遷都、外交史では遣唐使の廃絶、経済史では墾田永代私有法、宗教史では密教の伝来から中世と考えたほうがしっくりきます。
西洋では西ローマの滅亡かコンスタンチヌス帝から中世ですし、中国では後漢の滅亡か三国の統一で古代は終わりますから時間的にも近くなります。
都市構成としては平安京のフレームは直線を主体とした古代都市なのですが、右京が廃れ条坊制の機械的な名称から各街路に名前がつくようになった頃から中世都市と考えたほうが判りやすい気がします。
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