原作を忠実に再現することが必ずしも良いとは限らない

■「この世界の片隅に」原作者・こうの史代氏、“ゴッドマーズ発言”でお詫び　「食わず嫌いせず見ておくれ、と言いたかった」
(BIGLOBEニュース - 08月09日 15:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5237606

どう読めば「ゴッドマーズよりは原作に近い」が「食わず嫌いせず見ておくれ」になるのか理解しかねるけど、とかく原作のファンは再現度だけが評価の基準になっていることが多い。

この原作者もまた原作への思い入れからついつい忠実に再現して欲しいと思うのは仕方のないことではあるけど、それをあーゆー形で表現するのはどうかと思う。

例え本意ではないにしろ、原作を知らずにドラマを楽しんで見ている者としては、少し残念な気持ちになったのは確かだからだ。

おそらく本人もその事に気付いて今回の謝罪に至ったんじゃないかと思うけど、どう考えても「食わず嫌いせず見ておくれ」と解釈させるには無理がある。

どうせ謝罪するなら「食わず嫌いしてたのは私でした」と潔く認めた上で「引き続きドラマを見てください」と締める方が絶対に得なのに…つくづく残念な人だ。