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2018年08月13日20:18

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福島・只見町で11年ぶりのバス路線に乗る

11日、「青春18きっぷ」償却の2回目を決行しました。
当初の予定では、比較的余裕のある行路を組んでいたのですが、直前に情勢が急転。
思いっきりハードスケジュールな行路に変更です。

信越線420M→上越線1724Mと乗り継ぎ、小出で下車。
ここからは只見線2422Dに乗り換えます。
今回の目的を果たすには、初電からのスタートでのりこむしかありません。
このため前夜は4時間睡眠…。
お盆休み初日とあって、気がつけば2422Dの乗客は30人前後に。
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大白川から先、六十里越トンネルを抜けての乗車は35年ぶり。
ちなみに35年前は、「佐渡2号」→「奥只見」と急行列車を乗り継ぎ、会津若松市内で観光したあと「あがの3号」で帰る家族旅行の道中での乗車でした。

終点の只見駅(福島県只見町)に到着。
外は、時折雨が降るあいにくの天候です。
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只見から先、会津川口までは2011年7月の新潟・福島豪雨による被害のため、バス代行輸送が実施されています(今年6月に復旧工事が起工、2021年度中の運行再開目標)。
駅前から9:25発の会津川口ゆきに接続できますが、今回は乗車しません。
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次の乗換まで2時間。
せっかくなので、只見町の中心部をぶらついてみましょう。

駅からまっすぐ進むと、そのまま国道289号線に続きます。
このあたりが中心商店街のようです。
さすがはお盆休み、県外ナンバーの車やバイクの姿が目立ちます。
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289号線を少し外れたところに、C58 244号機が静態保存されています。
町内外の只見線ファンたちのボランティアによって、塗装が施されたのだとか。
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只見川に出て、少し北上し伊南川との合流点へ。
近くには共同浴場の「ひとっぷろまち湯」がありますが、まだ営業開始前(11:30〜)。
源泉は豪雨被害で損壊し、現在は沸かし湯での営業となっています。
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いつしか雨は上がり、今度は只見駅の反対側に出ます。
列車が来ない間、聞こえてくるのは鳥のさえずる声と虫の音ばかり。
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近くには滝神社もあります。
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さて、今回最大の目的。
11日より運行を開始した会津乗合自動車(会津バス)の新路線、「ぶらり旅号」田島〜只見線です。11月25日までの土日祝日と、10月20日〜11月1日の間の毎日運行されます。
http://news.aizubus.com/entry/2018/08/07/000000
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005d/aidunijikoutu.html
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「ぶらり旅号」は田島〜川口線と只見川線(会津若松駅〜会津川口駅など)とあわせ3路線。
鉄道を利用する観光客らの二次交通として位置づけられています。
只見線を活用した新たな広域周遊ルートの構築により、奥会津の観光誘客と地域活性化、そして只見線の利用者増につなげる狙いがあります。
事業費(約2,000万円)は福島県が全額補助。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018080854167
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180808-296093.php
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180810_63046.html

今回乗車する田島〜只見線は1日1往復。
往復とも、会津田島駅で東武・野岩・会津鉄道線の特急「リバティ会津」と乗換可能なダイヤが組まれており、東京方面からのアクセスに配慮しております。
ちなみに、会津バスによる只見町中心部への路線乗り入れは、2007年3月末限りで廃止された只見〜小林〜山口線(廃止直前で平日5往復・土日祝3往復)以来、11年ぶりの復活。
11年ぶりに只見の街へと顔を出す会津バスの路線が気になり、急きょ行程を変更したわけです。


田島駅前9:55発からの運行初便が只見駅前に到着(定刻11:15着)。
乗客は男性1人のみでした。
運行開始のリリースが4日前の今月7日だったこともあり、地元紙の報道がネット上で伝えられているとはいえ知名度がまだ低いのでしょう。
なお、到着時の様子を撮影してみたのですが、修理を終えたばかりのカメラの設定がいじくられていたのに気付かず、見事失敗…。

改めて、只見駅前11:25発の田島駅前ゆき運行初便に就くバスの姿を。
福島200か47(いすゞエルガミオ・KK-LR233J1)で、トップドアのワンステップ車。
田島営業所の所属です。
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デジタル式運賃表示器にスクロールされる路線名。
只見駅の文字がなんとも感慨深いです。
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男性客と私の2人をのせ、観光案内所の職員の皆さんに見送られながら只見駅前を出発。
只見の街並みを抜け、国道289号線を進みます。
やがて伊南川を左に右にと眺めます。
全区間の途中に設定されたバス停は5ヶ所のみ。
11年前のバス路線が忠実に復活されたわけではありません。
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明和振興センター前バス停付近。
このあたりは、1955年まで明和村だったところの中心地でしょうか。
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さらにバスは南会津町へと進みます。
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南郷地区(2006年までの南郷村)の中心地にある山口営業所に停車。
3分間のトイレ休憩です。
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その間に、営業所前の歩道上から。
中央は会津200か337(日野レインボーHR・KL-HR1JNEE、元・京王電鉄バス)
右は会津200か105(日野ブルーリボン・KC-HU3KPCA、元・自家用)
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バスは再び国道289号線へ。
駒止トンネルを抜け、ひたすら下っていくうちに里へ。
南会津町の中心、田島地区(2006年までの田島町)の市街地に入ります。
長らく自然に囲まれた景色の中を走っただけに、田島の街が都会に感じるほど…。

ちょうど会津田島駅を12:40に発った山口経由内川ゆき【42】とすれ違い。
会津200か240(三菱エアロスター・KL-MP33JM、元・神奈川中央交通)です。
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そして只見駅前から約80分、終点の会津田島駅にほぼ定刻通り到着(12:45着)。
只見駅前からの運賃は1,500円です。
新たな乗客は現れることなく、2人とも終点まで乗り通しました。
お盆休みで帰省や観光に訪れる人が多いのか、駅周辺を行き交う人の姿が目立ちます。
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会津田島では12:51発の「リバティ会津132号」に乗換可能です。
また、桧枝岐村方面は同駅13:50発の会津バス・尾瀬沼山峠ゆきに乗り換えできます。
但し終点手前の尾瀬御池で16:25通過となるため、同15:20発の尾瀬口船着場ゆき予約制バスへの乗り換えに間に合いません。よって「ぶらり旅号」を活用し、日帰りで奥只見観光船を経由し浦佐駅に抜けることはできないようです。
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さて、今回の行程はまだ先があります。
続きはまた次回に。
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