(3)大橋健司
(詰パラ 昭和62年5月号)
57桂、イ同銀生、44飛、36玉、45角、47玉、56角、36玉、48桂、同銀成、
47角、同銀生、46飛、37玉、36飛、同玉、37歩、45玉、55金、46玉、
56金迄21手詰。
イ同銀成は44飛、36玉、45角、47玉、56角、36玉、46飛、37玉、38歩以下 。
打歩を巡る攻防として見ると特に目新しい応酬はないが、むしろそこからはみ出た部分が興味深い。例えば、10手目48銀成は37に利きを作らない為ではなく、変化で38に利きを作る為なのだ(48銀生なら46飛、37玉、38歩以下)。
初形の構図の取り方や3手目44飛の感触からも、「新古典派」大橋氏ならではの強烈な個性が感じられる。
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