ぶっきんぐ！！

先日、こんな作品に出会いました。

美代マチ子さんの作品『ぶっきんぐ！！』（小学館）

美大を卒業して１２年・・・
自分が何をしたいのかわからず、
人生を迷走している大國かの子は
立ち寄った小さな街の書店で万引きをする人物に遭遇、
追いかけて捕まえ、その店に戻ってきて謝らせたのですが、
この店の店長にそっけなく対応され、
何かのスイッチが入ったのか、
「一年後には街一番の本屋さんにしてみせます！」と言い出し、
この書店で働くことに決めたんです。

・・・とはいえ、
今はネットで簡単に本が買える時代。
大型書店も次々に閉店していくなか、
街の小さな書店が生き残っていくなんて
並大抵のものではありません。

それでも、自分たちの趣味のコーナーを作ったり、
イベントをしたり・・・と
盛り上げながら街一番の書店へと目指していく
書店漫画になっています。

かの子は美大を卒業している・・・というだけあって、
コーナー作りや小物などを作ったりして
書店を盛り上げていく過程が面白く描かれており、
店づくりの楽しさを教えてくれる作品になっています。

何度かここの日記でも書いたことがあるのですが、
以前、某リサイクルショップで働いていて、
コーナーづくりなどをするのがすごく好きだったので、
この作品を読んで懐かしくもあり、
コーナーを作ってみたくもなりました。

今はネットでポチっとクリックするだけで
本だけでなくなんでも買うことができるのですけど、
僕はネットでの買い物よりも、
お店で買う方が好きだなぁ〜

個人商店など頑張っているお店をみたら
「頑張れ〜」って応援したくなる作品かもしれないですよ。