(2)小田垣誠
(詰パラ 平成元年6月号)
24桂、同歩、42飛、イ22飛、23金、同玉、43飛成、ロ33銀、34金、12玉、
13歩、同桂、23金、同玉、22馬、同玉、32飛、23玉、33飛成、同角、
34銀、12玉、32龍、22合、23銀成迄25手詰。
イ金合は同馬、同角、23金、同玉、43飛成以下。
ロ金合は34金、12玉、13歩、同桂、22馬、同玉、33金以下。
これ以上望めないくらい美しい初形がそのまま詰将棋になっているというだけでも奇跡的なのに、2度の合駒を交えた手順もなかなかのもの。玉が12と23を往復することで、かすかに知恵の輪っぽい雰囲気すら感じられるのも面白い。
尚、本作は実際にはこの15年ほど前に既に作られていたらしい。もしもその頃に発表していたら、もっと評価されていたかもしれない。
穂上武史−「最後の実戦型」というコトバが頭の中をよぎった。
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