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2018年07月03日19:39

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私はずっと左足ブレーキ

【アクセルと踏み間違えない「左ブレーキ」が、普及しない理由 (1/4)】
- ITmedia ビジネスオンライン http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/09/news042.html

ちなみに私は今のAT車に乗り換えてから13年、ずっと左足ブレーキである。
左足が遊んでいるのを、使わない手は無いからだ。

その私が引っ越しの際、MTの軽トラックを借りて冷蔵庫を運んだ。ATとMTと、別システムだと頭で認識しているから踏み分けもちゃんとできるし、停車時にシフトダウン(これは自動二輪車では必須の運転手法)することでその違いを強化できる。

「MTは停車時にクラッチを繋げばエンストする」と左足ブレーキ反対派は声高に言うが、実は軽トラックを借りて道路に出ようとしたとき、うっかり車が飛び出しそうになったという怖い経験をしている。何のことはない。発進時にアクセルを吹かしてクラッチをつなぐからである。

おすすめはしないが、ハイパフォーマンスカーや軽トラックなど商用車のように発進時の所要トルクを容易に超えられる車は、アクセルを強めに吹かしてクラッチペダルをスッと離せば、ガクガクいいながらも車は動いてしまう。かつて私が大学生の頃、鉄工所のアルバイト先で2トン車を半クラッチで駐車場から軒先まで持ってきたら『クラッチ板が摩滅してイカレルだろ!』と叱られた。その後アイドリング状態のままクラッチを繋ぎ、クラッチを切ることなくブレーキを踏んで微速前進させたのを見てびっくりした記憶がある。

ひるがえって現代の車の発信風景。AT車なのにアクセルをじわじわ踏まず、一気に踏むドライバーも少なくない。特にスーパーの駐車場でのバック車庫入れでは「アクセルを吹かしてバック」が当たり前に行なわれている。トルクコンバーターによるトルク増大効果があるのに、である。

私はその原因を、『右足でブレーキペダルとアクセルペダルを踏み変える』ところにあると思う。運転席の足許をよく観察すると分かることだがブレーキペダルはアクセルペダルよりも腰に近いところにある。このことは踏み変え時にアクセルペダルを踏むときは、セオリーどおりの「かかとを付けてアクセルを踏む」ことを難しくする。バック運転で身体をよじっていればなおさらである。

もし左足ブレーキで車庫入れバックするならば、右足も左足もかかとを付けたままペダルワークできる。ともにかかとという基準点があるからじわりと踏める寸法だ。

プロの運転手はともかく、一般ドライバーがかかとを浮かせた状態から「所望のペダルをごく少しだけ踏め」というのは、基準点がないだけに難しい。少々踏み込んでも問題にならなかったのは、MTでの発進時は必ず「アクセルを少し吹かす」必要があったから。ATで同じことをしたら急発進してしまう。

諸悪の根源は、教習メニューを作ったときにAT車をMT車の変種(ノークラッチの車)としたことにある。アメリカではAT車は左足ブレーキをするよう指導するそうだから、日本におけるアクセルとブレーキの踏み間違え事故は、警察と公安委員会の「守旧派」に責があると、私は思うのだが。
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