夏だからという訳ではないが
ふと
線香花火のことを思った
日本を知らない外国の人に
今 一言で日本を伝えるとしたら...
ぼくは 「線香花火」 が頭に浮かぶ
控えめで
儚げで
繊細さを持ち
でも 凄い技を秘めている
もしかすると
ここ最近の日本のイメージには
だんだんとそぐわなくなって来ているかもしれないが
古き良き日本が凝縮されたものだと思う
ほんの数十秒の舞台に
蕾 牡丹 松葉 柳 散り菊
といった場面展開を表現する匠の技
この数十秒に
ぎゅっと わび・さび・粋が
凝縮されている
これほどまでに
日本性を端的に表現するものは無いのでは?
と思ってしまう作品である
だが 実情は...
現在はほとんどが中国製で
純国産製は極めて少なくなっているとも聞く
国技であるはずなのに
日本人横綱がほぼいない
大相撲と重なる気もした
そんな
線香花火の感覚が
ぼくは大好きだから
これからもずっと
無くならないことを祈る
ずっと
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