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2018年05月18日01:22

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2018年 5月 8日(火) 「ジュネーブ大劇場」への長い道のり

この日はミュンヒェンからジュネーブに行くのだが、ミュンヒェンからスイス(チューリッヒ)に行く列車はほとんどない。DBのウェッブ・サイトで調べるとチューリッヒまでのバスがあり、そこから列車でジュネーブへ行く。運賃も安く、興味深いルートだ。このような行き方が見つからなかったらジュネーブまで行って「King Arthur」など見ようとは思わなかった。バスは中央駅から一駅目のハッカーブリュッケにあるZOBから出発する。ZOBは駅の隣なのだがいったん上の道に出て、建物に入って下に降りるとそこがバス・ターミナルだ。2階建てのかなり良いバスでWiFiも一応ある。ただし田舎では切れてしまうことも多い。下の階後方には荷物室があり、また下の階にはすごく小さいトイレや自動販売機があった。09:03発なのだが老婆が何か運転手と交渉していて10分も出発が遅れてしまった。しかもその人マナーが悪く、荷物を座席に投げる。私の前に座るものだから気分が悪い。
バスはリンダウの方に向かっているようだ。オーストリアに入り、ブレゲンツあたりでいったん一般道に降りる。ザンクト・ガレン近くを通りチューリッヒへ向かう。到着予定時刻は12:45で、乗り継ぎの列車は13:03なので時間はあまりない。しかも遅れている。それでも12:55頃に到着したので間に合うかもしれない。ところが例の人はやはり自分本位。自分のことが最優先でないと気が済まない。蹴とばしてやりたい心境だ。荷物を受け取り、駅まで走る。割と近くにエスカレータがあり、何とか予定のIC522に乗れた。この列車はオルテン、ベルン、ビール、フリブール、ローザンヌ等を経由してジュネーブに15:45に着く。ジュネーブの宿は恐ろしく高い。Hotels.comやホテル・チェーンのサイトを調べていたら駅の近くにベスト・ウェスタンのホテルがあり手持ちのポイントで泊まれることが分かったので、そこにした。ベスト・ウェスタン・ストラスブール・ジュネーブというホテルである。古いホテルではあるが、バス・タブも一応ついていた。朝食付きで28,000ポイントは安いように思う。それと2日間の無料交通パスももらえた。
駅構内に行きコンビニエンスストアでホット・ドッグのようなものとお茶を買ってホテルで食べ、ひと眠り。今日の公演は19:30からなので45分前の18:45に部屋を出た。フロントで聞いたら劇場は19番に乗って「テアトル」で降りろと言われて19番を探したがなかなか見つからない。案内板を見たら駅は駅でもほんとのはずれに19番のトロリー停留所はあった。テアトルで下車(20分前)したけれどオペラに行く人は皆無。あたりを見回すと大劇場は大改装中。ミノムシのような状態でやっていそうもない。そこで近くで楽器を担いでたむろしている若い子たちに聞くと改修中の劇場を指す。そこで一周してみたけれど入り口もなく人もいない。近くに劇場みたいな建物があってオペラの広告も貼ってあるビルがあった。その通用門から入って聞いたら、ここじゃないという。「ナシオン」というところだと行き方を丁寧に教えてくれた。15番のトラムでジュネーブ駅(ここから来たのだ)を通り過ぎ「ナシオン」で降りろという。しかもその人、後から停留所まで走ってきて念を押してくれるまでの親切さだった。(15分前)トラムに乗って駅を過ぎると刻々と時間は過ぎる。「ナシオン」の一つ手前の駅に差し掛かると前方に「L’Opera」の表示が見えたので降りる(2分前)。ほかにも走っている人がいる。そして飛び込むとぞろぞろと人が席についているところだった。何かの原因で開場が遅れたようだ。パンフレットも買えず、汗だらけだったけれど、何とかセーフ。
この劇場はジュネーブ大劇場改装中のテンポラリー劇場のようで木造のようだ。
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