生きるって何だろうか。幸せって何だろうか。
思春期にもなればお前は考えるだろう。
それについて、自分なりの答えはもっているつもりだ。
でも、それを逐一丁寧に説明してやるつもりはないのだ。
それを考える事も人の人生だから。
ただ、人生に迷うだけでも嫌だろう。幾つかの考え方を紹介したい。
(1)人生の価値や幸せは正にお前が決めるのだ。
人生の価値や幸せは物質的なものだけでは「絶対に」決まらない。
人生の価値も幸せも世界の見方でいかようにも変わる。
お前が好きな事、やりたい事を実現していれば自ずと生きる意味や幸せが見つかるだろう。勿論、自己実現できるだけの能力を磨く事は怠っちゃいけないけどね。
(2)人と自分を比べるな。
幸せのなり方は、人それぞれだし難しい。
でも、不幸のなり方はとっても簡単だ。ずっと物事を悲観し続ければいい。
そして、それを作る最も多い切っ掛けは人と自分を比べる事だ。
例えばお前の回りに100人いたら、100通りの生き方がある。ある人はお金持ちかもしれない、ある人は美人かもしれない、ある人は運動神経がいいかもしれない。
人と自分を比べるってのは1対100の戦いをするような物だ。勝算なんてどこにあるんだ?
(3)世界は悲しみや絶望や憎しみで溢れている。
残念ながら、世界はお前にとって都合のいいようには出来ていない。
お前は様々な困難に遭遇するだろう。それを見てみぬ振りをすればいいと言うことではない。
困難はお前の人生を艶やかにするだろう。困難の経験は必ずお前の力や糧となる。
世界の憂いを全部丸っと受け止めて、艶やかで力強く色のある人生を送れたら最高だ。
(4)世界は喜びや希望や愛で溢れている!
世界は光で満ちている。それこそ光しかないと行ってもいい。
闇のなかにだって光はあったりする。
お前が世界のどこでどんな生活をしていても、光は必ずお前の回りにある。
それを見つけて愛でるといいよ。
目を閉じたり探さなかったりしたら見つからないかもしれないけどな。世界に目を凝らしてごらん?
(5)凛と生きろ。
すまん。一つだけどうにもならない事がある。不条理に理だけで打ち勝つのはかなり難しい。殆ど勝てないと行っていい。
コンビニの前に斜めに停めるバカな車を見るだろう。電車のなかでだらりと足を伸ばして座るバカを見るだろう。
でもな。お前には不条理な手段を使って生きて欲しくない。何故か?
凛と生きる事が最高に格好いいからだ。
背筋を伸ばし、一本筋の通った心と身体で、前を見て前進し続けるお前が最高に格好いいからだ。
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