冥途の土産

■高須院長「甘えるな若者！」の本意を語る　「Boys,be ambitiousって言ってるだけなのに、なぜ反感買うのか不思議」
(キャリコネ - 05月16日 18:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5113513

この意見に関しては、意見が分かれるトコだけど、
老人の言う、何十年も働いて税金を納めてきたから今の日本があり、日本人が整ったインフラの中で生活できるのも、電車に乗れるのも、スマホで遊べるのだって、今の年寄りたちがこれまで一生懸命に働いてきたお陰なのも事実なんだよ。

でも、若い連中に言わせれば、老人連中は「若い奴には進歩が無い」なんて抜かすけど、いつまでも実権を手放そうとしないでエバっていたいだけじゃないかって意見も正しいんだ。
テメェらが下がればどんどん新しく変わっていくのに、結局、自分たちが退くのがイヤなだけだってね。

昔は平均寿命も短かったから老人のワガママだって「冥途の土産」程度で片付けられてたんだけど、今じゃ平均寿命が大幅に伸びたぶん、「迷惑高齢者」なんて言葉ができたように、大量発生したエゾシカの食害みたいにあちこちで問題が出てきてしまったからね。

それに、老人たちが生きてきた終身雇用の昭和の時代と、今の若い連中の生きる実力主義の平成時代では、当然ながら道徳は変わってくるんだよ。

昭和時代は「努力」と「根性」は美徳と思われてたけど、それじゃ今の世の中は渡っていけないのは事実で、今はカネを握った奴が金持ちに有利に社会のカタチをどんどん変えていっているのが現実だからね。

道徳や常識なんて、ほんの数十年で簡単にひっくり返るモンなんだよ。
ある時代には美徳だったのが、時代が変われば愚行になるんだ。
所が老人たちは自分たちが若かった頃の、道徳観や根性論を今の若い連中に押し付けたがる。　それは「道徳や根性は不変の真理」って信じてるからだ。

そうやって、昔から老人と若者の利害なんて相反するもので、世代が違うヤツ同士は常に戦っているのが当たり前なんだろうけど。