医者やりたかったんじゃないんだな

なってみるとわかるけどね、お金もうかりません。（笑

勤務ならもうほんと、こんな給料で当直月１０回やるのか？！っていうレベル。
それでも自分は産婦人科大好きで仕事やめたくなかった。
でも結局夜中仕事しても昼間休めない仕事に体力ついていかず、やめた。
そしてすげー借金して開業、２憶借りてまだ半分残っているので、
職員の給料と税金以外はほぼすべて借金返済に消えます。
…両親を年１回旅行に連れて行くくらいしか余裕がない。

それでも続けているのは産婦人科の仕事が好きだから。

もしあまり好きじゃない仕事なら
「ちょっとくらいお金使って息抜きしたい」と思って当然かもね。
だって仕事としてきついからさ、医者って。
でも思うように収入がないから息抜きじゅうぶんできない。
そんなどき「こうするとお金がもっと入りますよ」って言われたら…
バカなら信じてその通りやっちまうね。
ちゃんと医者仕事してたら健康保険の仕組みもいやでもわかるし、
「不正請求」ってどういうものなのか覚えるよ。
でもこの人、仕事好きじゃないから「ちゃんと」してなかったと思う。
保険請求なんか全部人まかせで、健康保険の仕組みなんか知らなかったと思う。

それならそれで、全額自費診療で好きに患者からお金とれるクリニックにすりゃいいけど、
そうなると自費で来る患者の人気、口コミがとっても大事になるので、
いっしょうけんめいやらないとたぶんつぶれる。
医者仕事好きじゃなくてもお金儲け好きならできるけど、
お金儲けも楽にはできないの、特に医者は自分が仕事しないとダメなのよ。
ヒトまかせにすると必ず、自分の思い通りじゃないことが起きるからね。
ゆえに、仕事したくない遊びはしたい、という人間には無理。

で、こうなったと。

せっかく苦労して医学部入った、医師免許とった、なのにねぇ。
その後が維持できないってことは、やはり医者に向いてなかったんだろうなぁ。

職業選択を誤った後輩を数人みている（医者をやめた人たち）ので、
少しだけ気の毒。
もっと早く気づいて転職すればよかったのに。
少なくても医師免許は失わないで済んだのにね。
「医師免許あるフーゾク嬢」とか評判になったかもしれないのになぁ。
フーゾク嬢ならホストクラブ行くのなんかフツーだし。

元女医・脇坂英理子氏、不正請求事件後初テレビ出演　「だまされた」に坂上忍がヒートアップ
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