朝鮮半島ヘイトのコメントが殺到しても、なんの説得力もない。

■「拉致は解決済み」　朝鮮中央通信、安倍政権を批判
(朝日新聞デジタル - 05月12日 20:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5108338
朝鮮半島出身者を強制送還しろ、とか、パヨク（ってなんだよ？朝日新聞か、毎日新聞か、ＮＨＫか、いまの天皇までサヨクという◯カもいる）批判や、民族ヘイトのコメントが殺到しても、拉致問題はなにも解決しないのだ。

昨日か、金正恩の、日本は拉致問題を直接いってこない、というニュースもあったばかり、それで日本のメディアは、お、拉致問題解決するかも？と思った矢先の、北朝鮮国営メディアのその期待に冷や水の今回の批判。これは明らかに、日本を混乱させようとする北朝鮮お得意の策略だろう。そこにまんまとひっかかって、民族ヘイトを連発するみなさまはそういうことまで考えられないのだろうね？

これはイデオロギーや、嫌韓や、嫌中国、その逆も関係ないのだ。

ひとつは北朝鮮指導部の、明らかな動揺である。このまま和平路線を突き進んでいいのか？しかし、北朝鮮の国民にどう説明すべきなのか？を（おそらく）真剣に悩んでいる、それは北朝鮮の特権階級の予想を超えたスピードで、対米交渉が進んでいるからではないか？

とにかく北朝鮮指導部が願っているのは、独裁体制の保持だろうが、その見極めがつかない、確証が持てないゆえの、こういう硬軟合わせての情報になるのだろう。

核の放棄を持ち出したのは、このままでは先細りになるのが明確だからだろうが、しかし平和路線を進むにしても、人権問題を棚上げにはできない。日本人の拉致問題だけではない、政治犯収容所には多くの人々が劣悪な環境を強いられているのだ。そして粛正されてきた人々もいる。

独裁と平和は共存できないのは当たり前だろう、その矛盾を、北朝鮮指導部、そして世界、さらに日本はどのように乗り越えていくのか？それが問われているのだ。