日本にとって、実は鉄鋼への関税は痛くもかゆくもない問題です。
なぜなら、そのほとんどが特殊な商品で、関税が掛かっても顧客は日本から買うしかない品だからです。
関税をテコとして日本と交渉したいと思っているトランプ大統領に対して、安倍晋三首相が採るべき道は、この関税問題を完全に無視してしまうことでしょうね。
きっと、ジレた大統領が関税の話を振ってくるでしょうが、「わが国は同盟国である大統領の判断を100%尊重します」とだけ答えればよろしい。
トランプは、その時はじめて、自分よりもはるかに交渉が上手な人間が存在することを知り、安倍晋三首相と日本を尊敬し、「対等な同盟」関係を意識するはずです。
もしかしたら大統領の側から一方的に譲歩を言い出すかも知れないが、その時、安倍晋三首相が、「お気遣いなく。
関税は大統領の立場を考えるならば、わが国としてやむを得ないと思います」とまで言ってしまえば良い。
獰猛な犬の扱い方。
犬に対して、オマエなんかちっとも怖くないよという顔をして近づくのが、唯一の方法です。
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