最近、水商売(笑)の上流でもある勝沼オアシスで毎月のように試飲会をしている。問屋の安売り豆を持ち込んでがぶがぶと何杯も飲む。
僕の淹れる珈琲は普通の珈琲好きからすると極めて非常識な「豆8gで300cc」という分量で、しかも浅煎りなので僕らの年代では「アメリカン」と認識される。アメリカはその後かなりの期間エスプレッソに蹂躙され、近年ようやく昔のアメリカン珈琲が復権し、当時を知らない世代から「サードウェーヴ」なんて呼ばれているらしい。
オアシスのご主人小川氏は舌の肥えた人で、僕の淹れた珈琲を好んでくれる。オアシスの水は界磁水なので表面張力が小さく、浸み込む力、溶かす力が少し強い。珈琲や茶、ダシがただの水道水より濃く出る事が知られている。実際明らかに色も濃いし味も出ている気がする。ただ珈琲って原価は大きくないので喫茶店でこれ(50万円!)を導入しても元は取れない。苦笑。
今月も土曜に安売りのキリマンジャロと、先日大阪から来たモカを持参して試飲会をした。またここは勝沼ワイン映画祭の事務局でもあり、月曜にミーティングがあったので月曜にも豆を持参してピザパイに供した。珈琲がチーズに合うって本当だな。
更に今日、ようやく下請けが一段落したのでターキー氏の所で大阪モカがどんな味になっているのか試飲させて貰いに伺った。
この大阪モカ、明らかに結構な深煎りなのに燻せったさが感じられない。モカ風味は弱いけどちゃんとあるし、何より結構うまい。不思議な珈琲だ。
今日はターキー氏宅で500ccぐらい飲んでしまったから、家では控えておこう。明日午前中しかやってない映画を観たいんだ。
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