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2018年03月15日02:36

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「せっかくの踊りを、ぶちこわしやがった」という気分

 昼ごろ、Twitterを覗いていた時である。
 ある人のつぶやきで、オイラはとても嬉しい気分になった。
 それはオイラがその人に対してある疑問を持っていた不安を吹き飛ばしてくれたものであったからである。
 この人の考えはこうなんだ、だから安心したのである。

 その嬉しさは擬人法で例えるならば。
 オイラの体内で、オイラが数人となり宴会を開いている状態である。
 あるオイラはドンドコと太鼓を叩き。
 あるオイラはピーヒャラと笛を吹き。
 あるオイラはそれに合わせた踊り。
 数人のオイラは音楽に合わせて手を叩き、声を出したり。
 そんな騒ぎであった。
 最近、精神的にろくなことがなかったから、今日みたいなことがあるだけでもオイラにとっては大騒ぎをするくらいの嬉しさだったのである。

 ところが!
 数分後、Twitterに書かれているあるつぶやきを急激に気分がわるくなっしまったのである。
 あるドアホのせいである。
 宴会をしていたオイラの一人は、楽しい気分をぶち壊しやがって、と叫んでいた。
 すると、これと同じものを見たことがあるなと思い、考えてみた。
 そしたら、黒澤明監督の『どん底』のラストシーンであった。
 嫌なことがあり、それを忘れるため宴会をしていて楽しい気分になったのに、外から人が自殺したというのを聞かされ、場が沈んでしまい、三井弘次が「せっかくの踊りを、ぶちこわしやがった」と言ったシーンである。
 セリフこそ違うが、状況はまさにこれと同じであった。

 とにかく、なんにしろ、いい気分が壊されたのであるから、嬉しいことはない。
 正直、なぜ邪魔をするである。

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