mixiユーザー(id:12569023)

2018年02月15日10:14

124 view

人生意気に感ず「第一回東京五輪を語る。東洋の魔女、円谷幸吉。日本選手にドーピング」

◇政治の祭典と化した平昌五輪で熱い死闘が繰り広げられている。酷寒の中で自分の限界に挑戦する純粋な選手たちの姿が救いである。
 昨日の「へいわ845」(毎週のへいわの講義)では東京五輪を語った。この五輪は昭和39年(1964)に行われた。アジアでは初めてのもので、世界に注目を集めた。敗戦の廃墟からおよそ20年、奇跡の復興を世界に示すものだった。この五輪に合わせ新幹線が走りカラーテレビが実現した。日本中が火の玉となって迎えた五輪の姿に太平洋戦争を重ねて日本人の特色を考えた外国人もあったといわれる。
 金を獲得した東洋の魔女の女子バレーは回転レシーブで強敵ソ連を下した。瞬間視聴率が90%に達し、日本中の電話が止まったといわれた。日本のお家芸柔道がオランダの巨漢ヘーシングに破れたことに日本人は衝撃を受けた。五輪の華はマラソンである。エチオピアの超人アベベは前回に続き驚異の記録で金をとった。日本の円谷幸吉は善戦して銅を得た。この真面目な自衛官は次の五輪の期待も背負わされて頑張ったが遂に力尽きる時がきた。「お父様、お母様、もう走れません。お許しください」と遺書を残して死を選んだ。私は、国を挙げての勝利至上主義がこの結果を招き、日本のスポーツをゆがめることになったと講義で批判した。オリンピックは平和の祭典であることの意味を見詰め直さねばならない。平和の基礎は人間尊重である。
 この東京五輪では多くの作家がオリンピックについて語った。その中で私が注目した表現を平和の講義で紹介した。
「より大切なのは、真の感動、そして人間的感動だ」というもので、弱冠32歳の石原慎太郎の言葉だった。
 次の五輪・パラリンピックが近づく。多くの問題を抱えて曲がり角に立つ祭典である。日本の真価が問われる。前回のことを見詰めなおし、オリンピックの原点に立たねばならない。
◇平昌五輪の日本選手が薬物で陽性反応が出たと報じられている。スピードスケート、ショートトラックの斉藤選手。暫定で資格停止になった。日本選手がと信じられない思いだ。本人は「身に覚えのないことで不可解」と言っている。スポーツ仲裁裁判所(CAS)は大会後に最終的な裁定結果を出す。ロシアなどのドーピング事件が発覚されるたびに日本とは無縁のことと思っていた。徹底的に調べて欲しい。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年02月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728