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2018年01月17日12:46

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子宮頸がんはHPV感染が原因

HPVはふつうに皮膚にいるウイルスで100種類以上の種類がありますが、
現在わかっている「子宮頸がんの原因になるウイルス」は15種類です。
一生にたった1回、たったひとりの相手とでもセックスを持てば
感染する可能性があります。
感染すれば、あとはいつ子宮頸がんを発症するかわかりません。

HPVは、正常細胞を一気にがん細胞にするわけではありません。
通常は3年から5年、早いときは1年半から2年かけてがん化が進行します。
正常細胞が完全ながん細胞になる前の段階を「異形細胞」と呼びますが、
この段階で発見できれば、異型細胞のある部分のみを切除すれば、
それ以上進行することはありません。

HPVはウイルスですので、インフルエンザのようにワクチンで予防できます。
ただし今あるワクチンは2種類のHPVにしか対応していません。
この2種が、上に書いた「1年半から2年でがんが完成」する早く進行するタイプで、
これを予防しておけば、子宮がん検診は毎年でなく1年おきでいいとされています。
日本では副作用について悪評が立ちすぎて接種がほぼストップしていますが、
他の先進国では接種をはじめてそろそろ10年がたち、
異型細胞の発見率が明らかに低下しています。

それにしても100%子宮頸がんの予防はできません。
子宮をとれば一生こどもは生めないので、
こどもを生むかもしれない、子宮を失いたくない年代なら
毎年の子宮がん検診をさぼらないことをお勧めします。

ちなみに子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがありますが、
子宮体がんは40歳以上で増加しますし、
かなり早期から「不正出血を繰り返す」という症状があります。
子宮頸がんは25歳から40歳の若年層に多いうえに、
進行しても症状のない場合が多く、不正出血があってからでは手遅れになりかねません。
ゆえに「子宮がん検診」と言った場合は「子宮頸がん検診」をさすことがふつうです。

高橋メアリージュン、子宮頸がん罹患していた 現在は克服、著書で初告白
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4946541
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