GOの個体値は、HP、攻撃、防御の3つで構成されており、
それぞれが0から15までの16段階です。
野生のポケモンの場合、16段階のどれになるかはランダムですので、
出会える確率は16x16x16=4096分の1になります。
なお、タマゴから産まれるポケモンやレイドバトルでゲットできるポケモンについては、
個体値の下限が10であることが保証されています。
よって、10〜15までの6段階ですから、6x6x6=216分の1となります。
ちょうど、サイコロを3つ振って、3つとも6が出る確率と同じですね。
さて、個体値は、もちろんその3つともが15であれば理想です。
その理想個体に出会うため、何度もゲットしたり孵化させたりする行為を
「厳選する」などと呼んだりします。
とはいえ、すべて15のポケモンに出会える確率は物凄く低いです。
よって、ある程度の高個体であれば妥協するのも選択肢となってきます。
妥協ラインは、大きく分けて3つあります。
1.驚異的で芸術的かどうか
2.攻撃が15かどうか
3.ダメージ計算的に変わらないかどうか
以下、詳細です。
1.驚異的で芸術的かどうか
まず解りやすいのはリーダーの「ポケモンを調べてもらう」機能です。
そこで「驚異的で、芸術的だ。」と評価を受けたポケモンは、
3つの個体値の合計が37以上であることを示しています。
まずはこの評価を受けるポケモンだけを厳選してみると良いでしょう。
ただ、合計37というだけでは、15,15,7の場合も13,12,12の場合もあり得ます。
そこで次は、同じ驚異的でも、どの値を優先すべきかということになります。
2.攻撃が15かどうか
個体値の中で一番重要なものは攻撃です。
攻撃の個体値が1でも違うと、与えられるダメージが変わってくる場合があるからです。
顕著な例を挙げると、シャワーズがレイドボスのウインディに挑む際です。
攻撃個体値15 シャワーズ [みずでっぽう]:5
攻撃個体値14 シャワーズ [みずでっぽう]:4
1回のアタックで1変わるということは、
5回アタックしたとき、ちょうど1回分の差が出るということです。
ウィンディは頑張ればソロでも倒せるレイドボスです。
挑戦する人は、ぜひとも攻撃個体値15のシャワーズ6体を厳選しましょう。
3.ダメージ計算的に変わらないかどうか
ここが妥協する際の最大のポイントです。
実は、ダメージ計算的に、個体値の1や2の差はバトルに影響しない場合が多々あります。
「誤差」ではありません。
影響しない、つまりまったく差がない可能性があるということです。
例えば同じポケモンで、防御の個体値が15と14の2匹がいたとします。
防御が1低いということは、受けるダメージが多くなるように思えます。
確かに、計算途中で一時的にはそうはなるものの、
結局のところその値は小数点以下に納まります。
そしてGOのダメージ計算的に、小数点以下は切り捨てられます。
ですから、5.1喰らおうとも5.9喰らおうとも、すべて5だけHPが削られるに留まります。
特にノーマルアタックの場合、元々のダメージ量が少ないので、
小数点以下の切り捨ての影響が大きくなります。
攻撃の個体値が10でも15でも、変わらないときは本当に変わりません。
ネットで「ポケモンGO ダメージ計算」とでも検索すれば、
ダメージ計算機のサイトがありますから、そこで色々と調べてみるといいと思います。
個体値は、13も14も15も変わらないことに気づくはずです。
逆に言うと、変わるケースを見つけ出し、
そして本当にそれを実現することにこだわるのかを熟考すべきです。
結局このゲームは、相手のスペシャルアタックを避けられなかったら
1撃で倒されてしまうレベルの攻防なのですから、こだわりもほどほどにすべきです。
ただし、HPだけは少し内容が異なります。
HPは個体値が1違うだけで実数値として確実に変わり、
その違いが大きな違いとなる場合もあるからです。
例えば、HPの実数値が100のポケモンと101のポケモンがいたとします。
そして受けるダメージが、色々計算した結果10だったとすると、
前者は10回でちょうど倒れてしまいますが、後者は11回受けられることになりますよね。
よって、個体値厳選の優先順位としては、攻撃>HP>防御となります。
ちなみに、CPにもその順で反映されています。
ですから、これまで長々と説明してきたことを一言にまとめると、
「CPが高いポケモンを妥協しつつ厳選しましょう」となります(´∨`)
でもそれって、みんなが既に実践していることじゃないかと…
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