mixiユーザー(id:12410478)

2017年12月08日13:59

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川面凡児の目指したもの。神道は、習合の連続を、教義上、宿命とします。

神道には教義がありません。
これは、何を意味しているかというと、異端がないということを意味しています。

たとえば、大正天皇の結婚の際、
諸外国の使節が奉賀を述べたりするから、
結婚式を挙げる必要が出てきました。

外国の宗教である佛教やキリスト教は問題外であるから、神道式にしようということで、三々九度などの礼式を作り出したのは、川面凡児です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E9%9D%A2%E5%87%A1%E5%85%90

川面凡児は、山岳での修行の際に、数百年の寿命を持つ仙人に教授を受けたとされます。

その神秘的な世界観は、求心力と遠心力により形成された三つの御霊により人間が形成されていること、永遠に世界を生成する力がこの求心力と遠心力に含まれているとします。

すなわち、ある宮司が地獄なるものを作ることも可能ならば、
霊的存在を感知することも可能です。

佛教との習合になりますが、いわゆる権現は、新たに感知された霊的存在です。

川面凡児の研究会に、
秋山真之、頭山満などとともに、
平沼騏一郎、筧克彦などの、
無窮會
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%AA%AE%E4%BC%9A
のトップが参加していたということは、研究員のひとりとして大変興味深いことです。
あるいは、キリスト教などの乗り越えを模索していたとも、
国家神道の再編成を模索していたともとれます。

実はこのあたりが、近代史の思想的な核心部分です。

この弟は、報道通りだとしたら、とんでもないヤツですが、
むしろ報道を聞いて気になったのは、
(肯定するにせよ否定するにせよ)
近代神道の姿が、知られていないことですね。。。


■姉弟間で過去にもトラブル=宮司人事で神社本庁離脱も−富岡八幡宮
(時事通信社 - 12月08日 09:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4894469
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