約束の無い明日に向かう貴方に

■コタツ、肉球… あなたが「今、しあわせだな〜」と感じるときは？
(TOKYO FM + - 11月13日 12:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4856886

ふと、このコラム読んで思ったのだが、俺、ひょっとして「今、人生で一番幸せな日々を過ごしてる」かもなあと。

てか、以前みてーに、家（競売で失った）に借金取りや裁判所の執行官が押し掛けて来ねーし、カネ借りた知り合いのヤクザから、「殺すぞ、この野郎！」で道具突き付けられてしてねーもんな。

電気やガスとかライフライン停められて、石油ストーブで鍋こさえて、夫婦ふたりで懐中電灯の灯りの下で食ったりしてねえからさ。

やっぱ会社遣って、1億の借金抱えて踏み倒した経験からかなあ・・・そのせいか、その後の大抵の面倒は「それ以下」なんで、ストレスにすら為らねえもん。

別に、将来不安とかも、余り気に為らねえ。フルコミ訪販って、「究極の非正規就労、ついでに路上生活者」だけど、ずっと「約束の無い明日に向かう」は、もう慣れっこでな。

俺の場合、完全なモデル・マイノリティ（統計に出来ねー希な存在）だよ。一日の大半を路上で稼業（職業ですら無い）に費やすんだ。

で、収入は、「この国の中央値の少し上」くれーかなあ。要は、半ばホームレスなんだけど、稼ぎは「中流家庭」・・・今年の年収は、たぶん手取り600万程度。ま、1/3は税金で持ってかれるけどね。

家族はふたりと一匹・・・嫁と猫だけ。幸か不幸か、子供は授からなかったよ。

そのせいか、我が家は「ママ友とかねーので、公園デビューとか子供通して、誰かと経済的に優越感や劣等感を覚えたり、めんどくせー見得張らんで済んでる」のかもな。

だから、今は「本当に欲しいモノを手に入れてる」ねえ。恐らく、フェラーリやポルシェとかは、たぶん一生買えない。でもよ、こっちは25年前の真っ赤な旧いオープン2シーターや27年前の旧いハーレーだけは、買えたんだ。

因みに、どっちも「若い頃、買う機会無かった」ので。

使途の大半は「毎日の通勤の足」さ。でも、どっちも乗ってる間は、正に「至福の時間」でなあ。

駆けてると、「皆、注目する」から。余程、楽しそーに映るのかもねえ。眼を細めてる人が多いんで。

で、今は、はんてん羽織って、こたつに潜って、猫を撫でながら、嫁のこさえたツマミを摘みながら、ストーブで湯煎した熱燗傾けながら、かような怠惰な日記を書いてる次第と。

・・・これ以上の暮らしは望まないし、願わくは、好きなひとやモノに囲まれて、人生を楽しみてえが、こればかりは先が判らん。

大いなる手で引き離される「離別の刻」は、必ず来るんだ・・・そして、今の政権なら、「社会はどんどん悪く為る」ので。

ただ、こんな棄民政策みてーなのは、そう続かねーとは思うよ。

俺は、過去ろくでもねー経験したせいか、今は「お互い、取り敢えず生きてて良かったよな！」と抜かせる境地さ。

だったら、「どんな方法でも構わねえ。生き抜いて、何時か、酒でも飲んで互いの生を祝おう」と、心底思う。

「貴方が今日を生き抜いたのは、充分に闘争に値する」のだからさ。