mixiユーザー(id:10857363)

2017年11月16日22:24

1234 view

私家版・短編名作選補遺(09)

(25)小林敏樹
フォト
(詰パラ 昭和63年12月号 短コン首位作)

27角、同と、53銀成、56玉、55飛、同玉、54龍迄7手詰。

 全ての配置に必然性があり、どの一枚もゆるがせにできないことがひしひしと伝わってくる。推敲を尽くされた作品とは、こういうものだ。

(26)本間晨一
フォト
(詰パラ 平成7年11月号)

22銀、12玉、11銀成、同玉、22角、12玉、24桂、同歩、11角成、同玉、
23桂迄11手詰。

 特に奇を衒わずとも、一寸したアイデアを端正な初形で表現できればそれでいい。
短編詰将棋とは元々、そういうものではなかったか。
 南倫夫―飛んだり跳ねたりではない、本来の好短編の姿がある。

(27)小寺秀夫
フォト
(近代将棋 昭和53年4月号)

54角、23玉、45角、34桂、同龍、12玉、32龍、34桂、同角、11玉、
12角成、同玉、24桂、11玉、23桂、同飛、12龍迄17手詰。

 一見、初手42とから45角とするのが自然に見えるが、これだと2枚目の中合が出てこない。同一地点での中合(捨合)の反復を、整った実戦形で表現したのが素晴らしい。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する