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2017年11月07日22:11

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私家版・短編名作選補遺(05)

(13)柏川香悦
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(近代将棋 平成6年3月号)修正図

24金、同桂、25桂、同馬、33飛、14玉、23銀、13玉、22銀成、同玉、
42飛成迄11手詰。

 初手の金先金銀も洒落ているが、その後も実戦形とは思えないほど自由奔放な展開を見せる。大ベテランの手による、非常に若々しい作。

(14)福田桂士
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(詰パラ 昭和63年2月号)

15角、25玉、14銀、36玉、25銀、同玉、34銀、同桂、47角、同龍、
35金、14玉、24金迄13手詰。

 3手目すぐに34銀と形を決めに行くと失敗する。この紛れ順を踏まえて14銀から邪魔駒消去するのが、何とも奥床しい。

(15)青山 雁
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(将棋ジャーナル 平成元年5月号、第16回ジャーナル賞佳作賞)

68金、59玉、78金、69玉、68飛、59玉、48飛、69玉、68金、59玉、
58金、69玉、59金、同香成、68飛迄15手詰。

 金と飛の位置変換により詰に持ち込むという、極めてパズル的な短編。金は持駒にできるが(森田正司氏による指摘)、作者は置駒にする選択をした。ちなみに、青山 雁とは金子清志氏のPNである。

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