(13)柏川香悦
(近代将棋 平成6年3月号)修正図
24金、同桂、25桂、同馬、33飛、14玉、23銀、13玉、22銀成、同玉、
42飛成迄11手詰。
初手の金先金銀も洒落ているが、その後も実戦形とは思えないほど自由奔放な展開を見せる。大ベテランの手による、非常に若々しい作。
(14)福田桂士
(詰パラ 昭和63年2月号)
15角、25玉、14銀、36玉、25銀、同玉、34銀、同桂、47角、同龍、
35金、14玉、24金迄13手詰。
3手目すぐに34銀と形を決めに行くと失敗する。この紛れ順を踏まえて14銀から邪魔駒消去するのが、何とも奥床しい。
(15)青山 雁
(将棋ジャーナル 平成元年5月号、第16回ジャーナル賞佳作賞)
68金、59玉、78金、69玉、68飛、59玉、48飛、69玉、68金、59玉、
58金、69玉、59金、同香成、68飛迄15手詰。
金と飛の位置変換により詰に持ち込むという、極めてパズル的な短編。金は持駒にできるが(森田正司氏による指摘)、作者は置駒にする選択をした。ちなみに、青山 雁とは金子清志氏のPNである。
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