書類送検じゃだめ死刑にしろとか書いているけどバカだな。
お産とる産婦人科医は少ない、産婦人科医の中でもどんどん減少している。
この事件は確かに医療ミスだがミスはだれでも起こす、医者だけがミスしないわけない。
人間なんで。
問題はミスしたらどうやって早く気づくか、どうやってリカバーするか、なんだ。
失敗した人間をみんな殺していいなら、この世から人間はいなくなる。
ミスしない人間はいない。
それはともかく無痛分娩なんだけどね。
痛みは体力を衰えさせます。
一瞬ちくっと痛いだけなら問題ないけど、
陣痛の痛みは人によっては3,4日も続きます。
しかも生んだあと休めるわけじゃない、育児という重労働が待っています。
だったら少しでも痛くなくお産して分娩後に体力温存したほうがいい。
これが無痛分娩の考え方の基本です。
だからお産したことない方々やお産するはずのない男性には
議論する資格なし!!
と思いますね。
医者死刑とか書いているやつもオトコだからこの問題に口はさむ資格なし!!
問題なのは無痛分娩で通常行われる「硬膜外麻酔」は
「硬膜」という脊髄神経を包む膜の外側に麻酔薬を入れて中にしみこませるんですが、
麻酔薬が脊髄腔つまり脊髄を包む膜の内部に入ってしまう(チュープが膜を破る)と
脊髄神経全体が麻痺、呼吸筋も麻痺して呼吸できずに死ぬことです。
脊髄に直接麻酔をきかせる「脊椎麻酔」では下半身麻酔で麻酔液2cc、
同じ場所で硬膜外麻酔をすると麻酔液15ccですから、入っちゃったらもう大変です。
麻酔科ドクターに言わせると、
「硬膜外麻酔の経験をどれだけ積んでも脊髄に入ってしまう可能性をゼロにできない」
とのことで、万が一入ってしまって呼吸麻痺が起きたらどうするか、
そのときできることをきちんと行えるようにするほうが大事だと。
つまり人工呼吸器があっていつでも使える状態で無痛分娩をしなきゃいけないんですよ。
短時間なら気道確保してマスクバッグでもいいけどさ、
気管内送管はしないと肺に酸素入っていかないよね。
そういう機械と技術を側において、無痛分娩をするのが当たり前ってことです。
そういう機械と技術がある、ってことが全脊麻というミスに対する唯一のリカバーです。
■無痛分娩、半数が診療所=安全面で課題、欧米は大病院主流
(時事通信社 - 10月06日 12:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4800551
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