先日、前の会社で同僚だった知人I氏と、小岩あたりで飲んだ。
お互い、家への帰りやすさを配慮して。
彼は僕の少し前にその会社を辞め、今は、某大手人材会社の内部監査担当。
正直、年収もそのときよりかなり上がっている。子ども二人。
まあ、いわゆるリア充だ。
話題は、近況交換と、前の会社のエピソードや、前の会社を辞めた人々の動向。
少し前、同じく前の会社で同僚だった女性がその郷里で亡くなったこともあり、
その追悼なども兼ねて。
植むらで、芳醇なもつ焼きを噛み締め、黒ホッピーで流す。
あくまで美味く、そして、どこかほろ苦い。
二件目は、近くにあるけやきという居酒屋で、日本酒と刺身。
いさきとサンマをつつきながら。やはり日本酒に限る。
思えば、2011年の震災直後。
上司が退職をして、その下で仕事をしていた僕とI氏ともう一人、3人で小部屋に
集まり、これから頑張っていこうと意識を擦り合わせた矢先、
もう一人「あ、でも僕ももうすぐ辞めます」
僕 「・・・・・・・」
I氏「・・・・・・・」
I氏に言わせると、それ以来僕は、戦友扱いになったらしい。
お互い何を話したか、どうでもよくて、ただただ、愉しい時間が酒に流れた。
前の会社、確かにいろいろあったけれど、語れる思い出や友達をくれたことには、
素直に、感謝することにしよう。
そして、戦友と言ってくれた彼の気持ちに、少しは応えたいなとは思った。
どうしたらいいか、わからず、途方にくれながら。
ではまた。
ログインしてコメントを確認・投稿する