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2017年09月13日11:36

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コンビニよりも歯医者の数の方が多い

必然的に、「虫歯を増やす需要」が伸びているわけで・・・(笑)

虫歯が減れば、歯科医は食えなくなって商売あがったり(笑)




ファミマの「自販機コンビニ」がどんどん増えている理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=4763141

 コンビニの出店数はこれまで右肩上がりで成長してきたが、ここにきてそのスピードが減速している。日本フランチャイズチェーン協会によると、2017年3月末の国内のコンビニ店舗数は5万4822店。前年同月と比べた増加率は2.2%増にとどまり、伸び率は年々鈍化しているのだ。出店余地も限られてきているので、「市場の“陣取り合戦”は終わり」(大手コンビニ)といった声があるなかで、いまだ急成長しているところがある。

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 このように書くと、「北海道にあるセイコーなんちゃらとかいうやつでしょ」と思われたかもしれないが、残念ながら違う。ファミリーマート(以下、ファミマ)が運営している「自販機コンビニ」が順調に増えているのだ。自販機コンビニは、2010年に吸収合併したam/pmが手掛けていて、その事業をファミマが引き継いだ。12年に本格始動したときには750台ほどだったが、17年7月末現在で2118台に。設置台数は5年ほどで、2.8倍ほど増えているのだ。

 「あらそうなの。でも、そんなの見たことがないよ」という人もいると思うので、ここで簡単にご紹介しよう。マシーンの高さは183センチ、幅は116センチで、30本ほどの飲料が入る自販機とサイズはほぼ同じ。マシーンの中に、おにぎり、弁当、パン、スナック菓子などが並んでいて、利用者はお金を投入して、自分が欲しいモノを購入するといった流れ。24時間稼働しているが、商品は原則1日1回しか補充していない。

 自販機コンビニで販売している商品は、基本的にファミマでも購入できるのに、なぜ設置台数が増えているのか。また店舗と違って、どのような商品が売れているのか。同社で自販機コンビニを担当しているASDグループの人に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●自販機コンビニを始めたきっかけ

土肥: 国内のコンビニ店舗数は6万店に迫っていることもあって、関係者から「新たに出店するところがなくなってきたよ」といった声をよく聞くようになりました。そうしたなかでも、ファミマが運営している自販機コンビニは順調に伸びていますよね。そもそも、どういったきっかけでこの事業を始めたのでしょうか。

ファミマ: 自販機コンビニは、am/pmが始めた事業でした。「自販機だけでコンビニを運営することはできないか」という考えがあって、物件を借りてそこに自販機を20台ほど並べました。飲料だけでなく、おむすび、パン、お菓子、たばこといった感じで。無人コンビニをスタートさせたこともあって当時はちょっと話題になったのですが、なかなかうまくいかなかったので撤退しました。

土肥: 当時は「未来のコンビニは、これだ!」といった感じで、盛り上がっていたのかもしれませんね。ただ、ちょっと無理があるような。路面店の中に、たくさんの自販機を並べただけですよね。人件費を圧縮することはできるかもしれませんが、近くにコンビニがあればわざわざ自販機だけの店に足を運ぶ人は少ないですよ。自販機がたくさん並んでいると、どこか無機質な感じが漂ってきますしね。

ファミマ: 路面店での事業は撤退して、その後、オフィスなどへの出店に切り替えました。設置台数が少しずつ増えていくなかで、2005年に転機を迎えました。飲料の自販機を手掛ける企業に運営を委託したんですよね。その会社の販売ネットワークを使って営業もメンテナンスもできるようになったので、設置台数が増えていきました。

 2010年、ファミマがam/pmを吸収合併し、その後、自販機コンビニの事業を引き継ぐことになりました。そのときに、自販機の性能を向上させました。

土肥: どのように?

ファミマ: 以前のモノはサイズが小さかったんですよね。新しくするにあたってサイズを大きくして、収納量を1.5倍にしました。収納量が少なければどうしても欠品することが多く、機会損失しているケースがありました。あと、以前のモノは扉が2つあって、温度帯が2つありました。扉が2つあるとメンテナンスが大変ですし、間仕切りがあるのでそのぶん収納スペースが狭くなっていました。

 新しいタイプの自販機は、扉が1つ。温度管理はどのようにして行っているのかというと、商品の背後から冷気が流れるようになっていて、その冷気が他のところに流れないように設計しました。上部は18〜22度で管理することができるので、そこにおむすび、パン、カップ麺などを置いています。下部は3〜8度で管理することができるので、そこにパスタ、サンドイッチ、サラダなどの冷蔵商品を並べています。

 このほかにも、商品が出てくるスピードをアップさせ、商品を落とすときにソフトランディングさせることで、利用者の使い心地をアップさせました。以前のモノは商品が出てくるスピードが遅くて、落とすときはハードランディングでした。

●「惣菜パン」がよく売れている

土肥: オフィスでの設置が多いということですが、どのようなところによく置かれているのでしょうか。

ファミマ: 高層ビルの中に設置するケースが多いですね。多くの高層ビルにコンビニは設置されていますが、上層階で働いていて、1階にあるコンビニで買い物をしようと思ったら、ちょっと面倒ですよね。ランチタイムであれば、エレベータに乗るのに待って、コンビニのレジで並んで、またエレベータに乗るのに待って……といった感じで、10分ほどかかってしまう。そんなに時間がかかるのであれば、仕事場にある自販機コンビニでおむすびを買おうという人がいるのではないでしょうか。

土肥: どんな商品が売れているのでしょうか。

ファミマ: パンが最も売れていまして、全商品の30%ほどを占めています。なぜパンが売れているかというと、手軽に食べることができることと、単価が安いこと。自販機で商品を購入する場合、高価なモノになると、じっくり考えてから買う人が多いですよね。ということもあってパンがよく売れていて、特にソーセージやコロッケなどが入った総菜パンが人気ですね。菓子パンと違って腹持ちがいいので、惣菜パンを購入される人が多いのでしょう。パンの次によく売れているのは、おむすび、スナック菓子、デザート、サラダです。

土肥: お弁当がたくさん並んでいる自販機がありますよね。どういったところで設置しているのでしょうか。

ファミマ: コンビニが近くにない物流センターや工場などで設置するケースが多いですね。

土肥: どのような商品が売れているのでしょうか?

ファミマ: パスタのほかに、ざるそばや冷やし中華といったクール麺がよく売れています。

土肥: あれ、なんか意外。てっきり、かつ丼とかハンバーグ弁当といったガッツリ系がよく売れていると思っていました。

ファミマ: なぜパスタやクール麺が売れているのか。ケータリングなどでそのようなメニューってあまり売っていないですよね。温度管理しなければいけないので、常温で持ってきて、そのまま販売することは難しい。一方、自販機コンビニは適切な温度で管理することができるので、パスタやクール麺を販売することができます。ということもあって、これらの商品がよく売れています。

●福岡で「塩さば」のおむすびが売れている

土肥: 地域によって売れているモノに違いはありますか。

ファミマ: 大きな違いはないのですが、福岡はちょっと違うんですよ。コンビニでよく売れているおむすびといえば、1位は「シーチキンマヨネーズ(ツナマヨ)」、2位は「紅しゃけ」といったところが多いのですが、福岡に設置している自販機コンビニでは「塩さば」が最も売れているんですよ。リアル店舗でもよく売れているのですが、なぜか自販機コンビニでは「塩さば」が人気です。

土肥: えっ、そうなんですか。福岡なのでてっきり「辛子明太子」かと思っていました。

ファミマ: 実は違うんです。あと、私立の中学や高校にも導入されているのですが、学校ではパンがものすごく売れています。先ほど、オフィスではパンが全体の30%ほど売れていると言いましたが、学校では50%を超えています。あと、ソフトドリンクも売れています。

土肥: 学生の昼飯事情は昔も今も変わっていないような。違うことといえば、学食で購入するか、自販機で購入するかくらい。

 今日(取材日)はちょっと曇っていますね。そろそろ雨が降ってきそう。雨の日はよく売れるのではないでしょうか。

ファミマ: おっしゃるとおり、雨の日はよく売れています。6月の梅雨シーズンは、年間で2番目によく売れる月なんですよ。ちなみに、1位は4月。なぜ4月かというと、やはり新生活がスタートする月だからではないでしょうか。会社が事務所を変えたり、新入社員が入ってきたりするので、コミュニケーションをする機会が増える。そうしたときに、自販機コンビニでちょっと買って、食べながら、飲みながら話をしよう、という人が多いようですね。

 逆に、最も売れないのは8月。暑いから売れないということではなく、8月は夏休みを取得する人が多いですよね。会社に出勤する人が少なくなれば、どうしても自販機コンビニの売り上げも減少する、ということです。

●設置台数が増えている背景

土肥: 自販機コンビニの設置台数は、なぜここまで伸びているのでしょうか。機械が新しくなった、コンビニ名が変わったといった理由も大きいと思いますが、そのほかに要因はありますか。

ファミマ: 時代背景が大きいのかもしれません。従業員の人たちに心地よく働いてもらいたい。でも、仕出し弁当だと品ぞろえが少ない、売店を設置するのはコストがかかる、食堂を設置するほど社員は多くないといった背景があって、オフィスに空きスペースがあるのでそこに設置しようと思われている会社が増えてきたのかもしれません。

 一般的な自販機の場合、売り上げに対して何%かをオーナーさんが手にします。しかし、自販機コンビニの場合、基本的に設置している会社に収入は入りません。それでも、なぜ導入するのか。やはり、福利厚生の一環として導入するケースが多いんです。

土肥: 自販機コンビニは2019年2月末までに、3000台に増やすという目標を掲げていますよね。残り1年半ほどで、900台ほど増やすのは難しいのではないでしょうか。

ファミマ: オフィスは飲料の自販機など競争が厳しいので、急激に伸ばすことは難しいかもしれません。ただ、ベッド数が200床以下の病院は設置台数が増えていくかもしれません。大きい病院は院内にコンビニを設置するところが増えてきましたが、小さいところになるとなかなか難しい。売店はあるかもしれませんが、施設が古いところもあります。そうしたところに、ニーズがあるかもしれません。あと、パチンコ店でも導入が増えるかもしれません。

土肥: パチンコをしていると、外でゆっくり食事をとるのは難しいですからね。

ファミマ: 競馬場や競艇場などでATM撤去の動きがありまして、ひょっとしたらその動きがパチンコ店に広がるかもといった報道がありました。そうした流れを受けて、関係者から「撤去したスペースに自販機コンビニを設置してはどうか」といった話をよく聞くようになりました。

土肥: 人が集まっているところにスペースができたら、「置けるかもしれない」という発想になるわけですね。隙間産業ではないですけれど、スキマがあれば産業ですね。本日はありがとうございました。

(終わり)
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