日本国憲法には教育の権利と義務が定められているのですが

日本国憲法では第26条で教育の権利と義務ってのが定められてます。おいらは憲法学者でも何でもないですけど、これって非常に重要な義務だと思うんです。この教育の権利・義務と今回の判決の関係についての私見を書いてみたいと思います。

教育の権利っていうのは、子供に対する基本的人権の保障とか福祉とかの意味があり、教育の義務っていうのは社会の共通理解を高めて社会のレベルを一定以上に保つ、あるいは更なる発展の素地とするという意味だと思います。もちろん、これらは表裏一体の関係ですけど、敢えて分けるとこうだと思います。

で、教育の権利という意味では、なんといってもこの憲法は「日本国憲法」ですからね、日本国民だけが対象なのは言うまでもありません。日本国民以外の方は自国の政府に求めてください。そうじゃなかったら、例えばウガンダの貧しい村で教育を受けられない子供の権利まで日本が保証しなきゃいけなくなります。憲法の条文にも書いてありますよ、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」ってね。

これと対をなして第２項に「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」ってあるんですけど、これも義務を負っているのは日本国民であって、その集合体である国やら地方自治体やらが義務として履行すべきなのも日本国民の子女ですよ。よって外国籍の子供の教育の義務は当該国にあります。あるいは当該国が教育の義務を定めていなくても、日本が代わりに負うわけではありません。

これが日本にあるからというだけで、保護の対象になるべきだとか原告側は主張しているみたいですけど、まさにへそで茶を沸かせる議論ですね。だって、海外に日本人学校ってありますけど、土地供与とかで便宜を図られることはあるんでしょうけど、その国の政府が税金で費用を無償化してくれるなんて聞いたことないですし、それは日本人学校だけじゃなくて他の国の学校もそうですし、それに対して訴えを起こすような人は聞いたことがありません。「俺たちだって税金を日本に払ってる」って言うかもしれませんけど、日本人だって働いている国で税金払っているから同じですよ。

次に、教育の義務の目的のひとつと思われる社会の共通理解を含めて社会のレベルを一定に保つっていう部分についてですけど、これに一番反しているのが朝鮮学校ですよね？なんて日本の上空をミサイルで飛び越えさせる指導者を礼賛する教育をしてるんですから。これ一つを考えても、こんな教育をしている学校に日本が税金で補助してやる必要なんて全くありません。なんでこんなことも理解できずに無償化の対象になることを求めてくるのか丸っきり理解できません。

日本社会の役に立つ人間を育てるのが教育の目的の一つなのですから、「北朝鮮の個人独裁は民主主義の根本思想に明らかに反している」「竹島は日本固有の領土である」「韓国の徴用工の個人請求権は消滅している」「戦時中の日本軍による慰安婦の強制連行は無かった。これは朝日新聞と韓国政府の捏造である」ってことを明記した教科書を使うってのが最低限で、入学式と卒業式では日の丸を掲揚して君が代を歌うくらいは当然だと思います。

そもそもが、日本国民でなくても日本の学校に通えば日本国民と同じ条件になるっていう破格の待遇を受けているんですから、それを自分たちで放棄しておいて何を言ってるんだ？って感じですよ。「日本が大嫌いで日本を敵視する教育を日本国内でやってるけど、日本にある以上は外国人である自分たちを日本人と同じに扱って、反日教育が上手く進むように日本人の税金を使え！」平たく言うとこうですからね。気が狂っているとしか思えません。

こういうアホなことを主張するのは、妙な自虐史観にはまっている反日的な人か、ルーツを辿ると比較的浅い部分で日本じゃない人が多いと思います。おいらの本アカ( http：//mixi.jp/show_friend.pl?id=23406453&from=home_listfrie )に噛みついてきた、コメツキバッタと呼んでいるおバカさんもその一人だと思うんですけど、きっと彼なら「そんなことをしているから日本は国際社会で信頼を得られない！慰安婦に関する政府の法的責任を認めて謝罪もしてないし」ってのたまうのだと思います(↓参照)
http：//mixi.jp/view_diary.pl?id=1962319349&owner_id=23406453

■朝鮮学校卒業生の請求認めず＝高校無償化除外めぐる訴訟−東京地裁
(時事通信社 - 09月13日 14:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4763765