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2017年07月19日13:06

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ずるい人が紛れ込むから

■働き方改革への取り組みはなぜか集団行動、これって本末転倒?
(THE PAGE - 07月19日 08:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4674719
昔、小学生の頃、ニュースで見たことを思い出した。

離婚して一人になった人とか、
未婚で結婚を諦めた人とかが、
「結婚をしている人たちに一人になれとか一人がいいよとか言っているんじゃないんです。ただ、自分のような境遇の人間でも平穏に暮らせるような社会にしてほしいだけなんです。」

とかそういうことを言っていた。

あと当時、同性愛の人とかもそんなことを言っていた。
「男女で愛し合っている人たちに、それを否定する気なんてないんです。ただ、自分たちが同性で愛し合っているのをそっとしておいてほしいだけなんです。」

とか。


自分の中にはそれが本当の生の主張で、目指すことのベースだと思っている。
子供の頃の刷り込みで思い込みかもしれないが。
つまり、それぞれ多様性がある一人一人がなんとか生きていける社会。



しかし、何年か生きているうちに
「今どき、専業主婦なんて全女性を蔑視している」
「若いうちに結婚するなんて時代遅れ」
「亭主関白なんて時代錯誤。みんな夫婦は対等であるべき」
「これからの時代は新しい家族の形が必要」
こんなことをいう奴がで始めたのを見た。

念のため、一方的に専業主婦を強いるのはいかんと思うし、
30代くらいまで仕事を頑張っててそれから結婚するのもえらいことだと思うし、
夫婦は対等のほうがいいと思うし、
今の家族の形がしっくりしないのなら模索すればいいと思う。

しかし、そういう意見になぜか違和感があった。もやもやとした何か引っ掛かりがあった。

ようやくわかったが、
そいつらは知ってか知らずか
「『多様性』を抹殺」しようとしていたのだ。

世の中を自分の好きな方向に持っていくために、
「みんなそうだから」「みんなそうするのが当たり前」
の論理を利用していたのだ。
しかし、よく考えるとそれは一人一人の多様性を否定する方向に圧をかけていた。

専業主婦にするか兼業するかはその家庭でそれぞれ決めればいい。
何歳くらいまでに結婚するのかもしないのかも自分で堂々と決めればいい。
夫婦の関係でさえ、亭主関白だろうがかかあ天下だろうが二人の世界でほっとけばいい。

それがわかった時、
人のためという顔をして世の中を自分の好きにいじくろうとするそいつらのことを
ものすごくずるく
感じるようになった。

そいつらは今の働き方改革のネタにも紛れ込んでる。



そうしたようなことを言っている人間についていっても
最初のシングルの人や同性愛の人も
認められるような社会には絶対になりえないし
多様な働き方を認められる社会にもなりえない
と思う。









ただ、何年か生きてくたびれてくると、
人間というのはそういう生き物なのかもしれないとも思い始めた。

犬に対して、
「なんでお前は毎日散歩しなきゃいられないんだ」
と言っても始まらない。
猫に対して、
「なんでお前は爪をとがずにはいられないんだ」
と言っても始まらない。
人間に対して、
「なんでお前はみんな一緒じゃないと自分の存在すら許せないんだ」
と言っても始まらないのかもしれない。

まあ、自分もそういうところあるし。
多様性を認められる社会になるためには、

悟りを開いてブッダになったらなんとかなるのかもしれない。
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