ジャンク品として安く買った「ハイコンプリートモデル」のネオファム。バンダイ製。
発売当事は、その名のごとく「高完成度」を冠して同スケールのプラモデルの4〜5倍の価格でした。
これは、先行して発売されていたバンダイの敵『タカラ』のダグラム「デュアルモデル」という精密な商品へのアテコスリとして企画されたものではないかと我輩は思ってます。
さすがに33年も経過してると、樹脂が劣化しまくって乾麺ほどの強度しかなく、いじったそばから音もなく崩れ去ります。「いのりのゆびわ」かよ!!
白色の樹脂もすっかり黄ばみきっており、驚く事に、表面だけじゃなく、割れた断面までパーフェクトに黄ばんでいます。可動部に使用されているポリプロピレンの軟骨も亀裂がはいっていました。
かと思えば、一部のパーツは当事の品質を保っており、生産時の状況の差異を見て取れます。(溶剤の量などなど。)
腿の裏と足の甲だけはキレイなままでした。
分解メンテで気付かされるのは、ネジ頭がみえないような工夫とか、ライバル商品に負けじと完成度をあげつつも、意地でもコストは抑えたいというバンダイの恐ろしさ。
ともあれ今日は砕けた関節を修理(というか新造)して黄ばみ対策は後日にまわします。
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