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2017年04月21日09:48

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11.22.63 7話 ネタバレあり

>ジェイクは1963年11月22日に起こる“ケネディ大統領暗殺”を阻止すべく、タイムトンネルで過去への旅に出る。JFK暗殺犯オズワルドの身辺を調べ始めるジェイクだが、変えられる事を拒む“過去”が、様々な力によって彼に危険をもたらす。そして、誰とも親密になるなと言うアル(先代のタイムトラベラー。彼もケネディ暗殺を阻止しようとして失敗した)の忠告にも関わらず、ジェイクは魅力的な女性セイディと恋に落ちてしまうのだった…。

今期お気に入りの海外ドラマ。次回最終回となりました。
タイムトラベルした主人公は、大統領を射殺したとされるオズワルドが真犯人かどうかを突き止めるためにオズワルドの自宅に盗聴器を仕掛けて動向を探っていたのですが、確証を得られないうちに盗聴器がバレてしまい、盗聴がCIAのしわざだと思い込んだオズワルドが大統領の射殺を決意してしまうという展開になりました。
主人公が行動したために歴史が変わって、大筋の歴史は変えることができないという話になりそうです。

実際の歴史では、ソ連帰りで共産主義者とされたオズワルドがCIAと密かに連絡を取っていたことも判ってるので、ケネディの暗殺も実はCIAの命令ではなかったのかと言う説が有力です。
ドラマでは具体的にはどうだったのかを上手いこと外していて、オズワルドがCIAと連絡を取るシーンはしばしば登場するのですが、具体的になにを話しているのかは全く説明しません。
このドラマでは史実的に判らないことは判らないまま終わらせて、しかし暗殺を阻止しようと主人公がいろいろやっちゃったために歴史が変わって、その結果としてオズワルドが射殺を決意したことになった、ということになるのだろうなと。
つまりテーマ的には、歴史は変えられないんで余計なことしてないで今を精一杯に生きなさい的な。

CIAみたいな実態のよく判らない巨大組織を作品に登場させてケネディ暗殺という大きなネタを扱っているのに、実際のドラマでは学校とか下宿とか酒場のようなご近所ばかりが舞台で、これを全8話引っ張って全く飽きさせないう、なんかすごい新しいパターンを見た!
短編ではこういうのもよくあるとは思うんですけど、大統領暗殺阻止をご近所の騒動だけで8話も引っ張るのはすごいなと。

実は狙撃主はもうひとりいて、オズワルドの撃ったほうの弾は外れていたのではないかという説も有力なので、最終回でこれもネタとして扱うとすれば、実は大統領を撃ったのは主人公だったという展開もありうるだろうな。

物語では、主人公が未来から来たことを知ってケネディ暗殺阻止を協力してくれた青年がいたのですが、オズワルドを盗聴してるうちにオズワルドの暴力に困っていた奥さん(美人ロシア人)と仲良くなった青年は主人公と決裂。
歴史を知ってる青年を野放しにできない主人公は青年を精神病院に強制入院させるという展開がありました。
後日、病院を訪れてみると、青年は病院で(当時的には治療として許されていた)拷問を受けてすっかり変わってしまっており、主人公の目の前で飛び降り自殺してしまいます。
この展開が切ない!
これが歴史を変えようとしたものへの罰であるなら、主人公にも相応な罰が与えられるENDになろうなあと。

次回最終回が大変に楽しみなドラマです。
字幕版ではもう最終回まで放送済みなんですが、吹き替えのほうが楽なんでー。
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