念願のミスチルホールライブをレポートします
会場は八王子オリンパスホール
数年前に出来た新しい会場で3階席まであります
後方立ち見もありました
会場が自分の生活圏である"八王子"というだけで
なんだかニヤニヤしてしまいます
大きい会場なら、会場周辺やグッズ売り場がミスチルファンで溢れかえるけど、
開場時間までは全然ガラガラ、ここにもホールツアー独特の雰囲気を感じます
また八王子駅前の商業ビル4階にホールがあるという立地のため、
窓の外には八王子の日常が広がっています
きっと外を歩いてる人は今からここでミスチルのライブがあるなんて
知らないだろうなぁと思うと、
なんだか不思議な感覚になりました
厳重な本人確認を経て、会場に入った瞬間、思わず「せまっ!!」
去年の虹ツアーやFC限定ライブなど、
小さい箱のライブとは無縁で
ミスチルを観た一番小さい箱は岩手アイスアリーナ←
そこもなかなかの狭さでしたが、
やっぱりホールは次元の違う狭さ
そして今回まさかの前から2列目という二度とない神席
ホールはただ漠然と狭い、近いと思ってましたが、
何が近いって1列目とステージが2.3mしか離れてないから、
自分の場所からステージが4.5m先、
つまり桜井さんまで4.5m(鼻血)
ここが大きい会場とホールとの一番の違いなんだと
身をもって実感しました
会場内の至るとこから「ちかーい!!」という声と笑い声
始まる前からファンの皆様ニヤニヤソワソワ（笑）
それではここからライブのレポートに移ります
今回はヒカリノアトリエの8人が演奏をしていますが、
思った以上に曲によって足し引きをしていたので、
誰が演奏に参加していたか、覚えてる曲は
曲名の横に()で演奏メンバーも入れてます
当たり前ですが、Mr.Children＋サニーさんはほぼ全曲です
会場が真っ暗になり
Mr.Children＋サニーさんと小春さんが静かに登場
桜井さんは青いＶネックに黒いジャケット
ジャケットは両手首と両返り襟の部分に蛍光で赤いラインが入っていて、
暗い中でも赤色だけが光ってました
小春さんのアコーディオンが静かになり始めて…
1.お伽話(5人＋小春さん)
印象に残った歌詞は一番の
〜覚せい剤で捕まった〜
〜わいせつ行為を雑誌に暴かれた〜
〜俺もどっちかっていうとそっち側の人間〜
サビで繰り返し歌われた
〜泣いても笑っても一度きりのライフ〜
〜札束を積んでも引き返せない〜
ミディアムテンポで淡々と歌うような曲
生々しくえぐるような歌詞で
自分の嫌な部分と向き合いながらも
静かに前を向いていくような曲という印象
2.水上バス(5人＋小春さん)
Cメロ"〜正しい"の後のメロディラインは小春さんのアコーディオン
演奏終わりに山本さんとイッチーさんも登場
3.いつでも微笑みを(全員)
CD化されてるHOMEツアーverと同じアレンジ
"もし僕が"は裏声にならず（笑）語りかけるように
4.メインストリートに行こう(全員)
イントロが流れた瞬間大歓声
イントロで桜井さんの「この曲知ってる？」いただきました
桜井さんはギター弾かずステージを動きまわりながら歌う
曲中に出てくる数字の時に桜井さんが手で数字を作る
大サビ前の英語のコーラスはサニーさん、JEN、ナカケー、小春さんの4人で☆
‐MC‐
「どうもありがとうMr.Childrenです!!」
「今日はツアーの初日、そして今年最初のライブです」
「初日がここでよかった、こんな温かい場所でスタートできて…
今年は良い年になるね」
「そして今年はMr.Childrenがデビューして25周年を迎えます」
「ド派手に動きますとお話ししてきましたが、
去年はデビュー24周年ということで(笑)ホールツアーをしてきました」
「あの〜どうしてホールツアーをやっているかと言いますと
ドームとかスタジアムみたいな大きい会場も経験してきた私たちですが、
実はMr.Childrenはホールでライブをやったことがほとんどないんです」
「もちろん私たちも最初はライブハウスで演奏をしていましたが、
デビューしてすぐにブレイクしちゃったので(笑)」
「なんかやり残したままだと立派な大人になれないんじゃないかと思って
25周年を前に、やり残したことをやっておきたいという想いからホールツアーを行っています」
「っでホールの良さは皆さん分かっていると思いますが、まず近さ」
「走り回らなくても伝わる(笑)」
「そもそも走り回るスペースがない(笑)」
「走ってもこの距離(ステージ端を指して)ですから」
「あと何より音が良い」
「ドームとかだとレコーディングした音源をコンピューターで流しているけど、
今日はこのステージ上にいる8人が演奏した音だけでお届けします」
「だからそこの(１階後方の客席を指差して)若い眼鏡のお兄ちゃんがノッてたら、
それを見てこちらの演奏もグーーっと変わってくるかもしれません」
「そういった生ならではの音を是非楽しんでいただきたいと思いますし、
そんなホールにぴったりの曲をたくさん用意してますので最後までよろしくね!!」
5.You make me happy
間奏の口笛に入る前、桜井さんが低い声で小春さんを指さして「こはる」←かっこよかった
口笛のメロディは小春さんがアコーディオンで演奏
6.PIANO MAN(全員)
メリハリの利いた、止めるところでバシッと止める演奏と
桜井さんも曲に合わせてステップを踏んだり、バシッと止まったり
ライブで更にかっこよかった曲
2番サビの最後、"イッツ ゴナ ビー オーライ"の後に
"ラァァーイ"と巻き舌に吐き捨てるように歌う
7.Another Story
スタートはナカケーのリズム感あるベース(イントロの裏のやつ)から始まって
他のメンバーが演奏に加わってきてイントロに入っていく感じ
8.クラスメイト(全員)
2番のBメロ"困らすばかりで"を
"ばか〜りぃでぇぇ"とちょっと上げて歌うアレンジ
田原さんがグワングワン揺れながらのギターソロ最高
最後アウトロでサニーさんが〜from sunday night to monday morning〜と歌う中、
桜井さんだけが黙って一足先に退場、
演奏が終わった後、他のメンバーも静かに退場。ステージ上が暗転
ステージセンターに椅子が用意され、
椅子の左にアコギ、右側に蓄音機…らしきもの
‐MC‐
桜井さん(赤のVネックとデニム生地のジャケット)が
ステージに戻ってきて、いきなり椅子に座ってから
「あっ!!先に座ってしまった(笑)」
「どうぞどうぞどうぞどうぞ(噛み気味)」
「ほら、いつもと違ってホールはふかふかな椅子でしょ？(笑)」
「…あっ!!今日は立ち見の人もいるんだよね？？」
立ち見から歓声
「ごめんね、座れないよね〜(笑)」
「分かってる、座れない人がいること、ちゃんと分かってるからね」
「ちょっとゆっくりします」
水分補給をする桜井さん、客席シ〜〜ン
「シーンとならないで気まずいから(笑)」
「ね〜…25周年ですよ…」シミジミ桜井さん
「25年もやってると大御所とか言われるわけですよ」
「でも私たちは大御所とかそんなつもりは全くないんですよ？」
「演歌界で言いますと、今日は八王子だから言いますが北島三郎さんとかには全然及びません」
「山本譲二さんぐらいです(笑)」
「仕事柄色んな人とお話する機会が多いんですが、よく聞かれることがあります」
「多分相手も会話に困って、別に聞きたいとかじゃないと思うんだけど」
「"桜井さんってどうやって曲を作ってるんですか？"」
「そういう時はこう答えます。曲は…夢占い」
「夢占いって知ってる？」
「例えば歯が抜けると身内に不幸があるとか、
人を殺す夢を見るのはストレスが溜まっているとか、
人に追われる夢を見る人はもうかなりのストレスがかかってるみたいですよ」
「みんな夢って無意識で見るでしょ？見たい夢があってもまずみれないよね？」
「それと一緒で書きたい曲を書くとか、曲を書きたいって作るんじゃなくて、
無意識に曲ができるんです」
「そもそも譜面読んだり書いたりできないですから」
「だから日常でイメージしている、考えていることが
曲ができて初めて気づくこともあります」
「ここでギターを取ります」 唐突(笑)
横に置いてあるアコギを手に取る
「でなんでこんな話をするかと言うと25年もやってるということは
私たちも老いてきてどんどん記憶が薄れていく、ギリギリ一歩手前(笑)」
「で若い人も増えてきて、なんか最近は人に伝えたくてしかたないの」
「だからわたくしがどう曲を作っているのかを皆さんに説明したいと思います」
「まず曲ができる順番として歌詞が先か、メロディが先かに分かれます」
「僕の場合は歌詞が先というのはほぼないから、まずメロディが先に生まれます」
「っでさっきやった水上バスがまさにそうで」
２番のサビを歌おうとコードを探し始める桜井さん
「えっ!?合ってる!?」客席に聴く桜井さん
「これで良いんだっけ!?」もう一度確認する桜井さん
「合ってる!?…そうだよね、うん」自己解決する桜井さん
２番サビを弾き語り
〜夕日が窓際の僕等に注ぎ 君は更に綺麗な影を身につける〜
「ここの歌詞ができた時に我ながら上手い歌詞が出来たなと…自画自賛（笑）」
〜君への想い…抱きしめたいと思ったぁーー〜
「２番までは凄いいい感じの恋愛の歌なのに…ここからですよ」
「当時"なんで２番の甘い雰囲気のまんまで終わらせてくれないのか、
がっかりした"というたくさんの声をいただきました(笑)」
「でもね、違うの…これメロディでそうせざるを得なかったんですよ」
ここからそれぞれのコードを伴奏しながら
フレーズの合間に合の手を入れながら弾き語る桜井さん
"〜抱きしめたいとおも〜った〜"…"川〜のな〜がれ〜のように愛は時に"
「ほら!!もう怪しくなってきた…不穏な空気」
"荒れ〜くる〜っておた〜がい〜の足をすくい始める"
「ほらほら…なんか色んなことが起きてるでしょ」
"僕が悪いんじゃない"
「こうなったら次こうなるでしょ」
"でも君のせいじゃない"
「ここまできたら…」
"さよならを選んだ君は〜おそらく〜正しい〜"
「もうこう歌うしかなかったんです!!」
客席大爆笑
「そんなつもりは全然なかったけど、
メロディがそうなってしまったから仕方なかったんです」
「でももしハッピーエンドで終わらせるならね…」
といって即興でギターと"あ〜"(歌詞なし)でハッピーエンド版のCメロを歌う桜井さん
メロディのキーは原曲より高めで、そのCメロの最後は高音でシャウトする感じ
みんな静かに聴き惚れて、歌い終わった時拍手が起こりました
「メロディができて更にアレンジもできてから、というパターンもあります」
「そこで聴いてもらいたい曲がありまして…」
「私はサザンオールスターズさんが大好きで、慕情という曲をご存じですか？」
ここから慕情の１番Aメロ"〜愛しい人よ グッバイ"までを弾き語る
「水に投げた小石の跡が止めどなく輪を広げ涙色の河にそそぐ…すごい歌詞です」
「これをCDで聴くと、小石が跳ねて、水の波紋が広がっていく光景そのままの音が入ってるんです」
「歌詞ができてからそれっぽく合わせて入れたんじゃなくて、
初めからこの音が入っていたんですね」
「もうメロディからこの歌詞が生まれたんじゃないかと思うくらい
このメロディにはこの歌詞しかないんです」
「ぜひそこを聴いていただきたい!!」
「あっ一度ギターを置きます(笑)」
「でこの話はちゃんと裏をとりました」
「誰にとったかというと小林武史さんです(笑)」
「慕情をプロデュースしたのが何を隠そう小林さんだったのでわたくし電話して聞きました」
「あの〜論文を書こうと思ってるんですが、この曲ってもしかしてアレンジが先ですか？」
「今度ライブでお客さんに曲作りの話をしたいと考えているんです」
「そしたら小林さんが…
"どうだったかな…うん…そうだよ…桜井の言う通り"」←低い声で真似をしながら
「裏は取りましたが、表はとっておりません!!」
「桑田さんには恐れおおくて聞けない(笑)」
「では聴いていただきたいと思います」
おもむろに蓄音機らしきものをいじりながら…
「あれ？ここ押すんだっけな…」
「蓄音機みたいでしょ？」
「これCDプレイヤーなんです」
「インターネットで買いました」
「13万円です」
「生々しい話してごめんね」
「これの5曲目です」
といってプレイヤーのボタンを押して５曲目を選曲。
慕情がイントロから流れ始める
例のポイント前では「ここから、ここからね」と注意喚起(笑)
そして１番Aメロが終わったところでCDを手動で止める
「はい、ブツッときります(笑)」
「小石が跳ねて水の波紋が広がる音お分かりいただけましたでしょうか?」
会場の反応イマイチ
「分からなかった!?う〜ん…」
「じゃあ次のは分かると思う!!」
「Mr.Childrenの曲です、みんな知ってるよね」
と言いながらアルバムHOMEを取り出しCDを入れ替える桜井さん
この光景がシュールすぎて会場のいたるところからクスクス
「なんで笑ってるの?なんかおかしい?」
「HOMEの11曲目です。これで曲名が分かったら大したファンだね」
客席シーーン
ボソッと「ここには大したファンはいないね」
会場大爆笑
「この曲は歌詞ができる前に先にバントメンバーで演奏してアレンジをした曲です」
「アレンジを先にやってそのイメージで歌詞を作りました」
SUNRISEのイントロだけを流し、またCDを手動で止める
「またブツッときります(笑)」
「HOMEというアルバムに入っているSUNRISEという曲です」
「今のイントロを聴くと
朝の陽ざしが降り注いで屈折してキラキラしている光景が目に浮かぶでしょ？」
また客席の反応はイマイチ
「もう一回流すからよーく聞いてよ」
ここでまたモゾモゾ操作…
しばらくすると静まり返った会場に突然ポケットカスタネットのイントロが流れる
「あっ間違った」焦る桜井さん
会場大爆笑
もう一度SUNRISEのイントロが流れると
「ほら目を閉じて目を閉じて!!」
「朝の陽ざしが屈折してキラキラする光景が目に浮かぶでしょ?」
客席からは薄い反応
「浮かばない？？僕は浮かびました」←桜井さん自己解決
「これを聞いた時にもうこの曲はSUNRISEしかないと思って
タイトルと歌詞を決めました」
「こんな感じでアレンジから歌詞やイメージができてくるのが2番目ね」
再びギターをとる桜井さん
「それで3番目だけど、歌詞が先という場合ももちろんあります」
「先ほど大御所という話をしましたが、
まさに大御所の中島みゆきさんが大好きなんですね」
「中島みゆきさんは日常を生々しく切り取る歌詞がすごいんです」
「でもそれこそ日常を切り取った歌詞には
シンプルなアレンジの方が良いんですね」
「例えば日常のスナップ写真に金ぴかの額ぶちは合わないでしょ？
スナップ写真にはシンプルな額ぶちが合うのと同じように
日常を切り取った歌詞にはシンプルなアレンジが良いんです」
「この曲は知ってるかな?」(僕たちの将来かと一瞬思いました)
と言って唐突に
"あたし中卒やからね〜"と「ファイト」を弾き語り始める
一番のサビまで歌った後同じコードで伴奏しそのまま…
"目の前を〜"と横断歩道を歌い始める
9.横断歩道を渡る人たち
全編アコギ弾き語りで抑揚をつけて歌う
でもそこまで崩すことなく、原曲に近い歌い方
10.もっと(全員)
この曲のサビって田原さんがスライドバー使って演奏してたと思うんですが、
今回は使ってなかったような…普通にコード弾きのような感じでした
スライドバーは名もなき詩のギターソロで使うあれです(笑)
"ヘッドフォンで塞いだはずの〜"は両手で耳を塞ぎながら歌う
"びょうど〜の名の………もとに〜"と溜める歌い方
間奏のフルートソロは山本さんの独壇場(笑)
11.口笛
「柔らかくて強い、そんな願いをこめてこの曲をお届けします」というMCから
イントロや間奏のメロディーラインは小春さんのアコーディオン
大サビの最初は客席で歌う
12.掌
サニーさんとJENの演奏から始まり、掌っぽい雰囲気になった辺りで
"ALL FOR ONE FOR ALL BUT I AM ONE"
"ALL FOR ONE FOR ALL BUT YOU ARE ONE"
を桜井さんが繰り返し歌い始め、サニーさんはハモる
最後"ユーアーワン!!"でブレイクしてから
イントロが始まるかっこいいアレンジ
曲自体はこれまで同様のアレンジで最後は
"それで素晴らしい"を3回繰り返しました
いい加減大サビ聴いてみたいけど、初めてサニーさん掌聴けたから
良しとしよう(笑)
13.マシンガンをぶっ放せ(全員)
JENのカウントからCDと同じスタート
桜井さんアコギをかき鳴らしてマイクスタンドを使って定位置で歌う
想像以上に盛り上がった、どんどんやってほしい(笑)
14.fantasy(全員)
イントロや間奏部分はスタジアム同様真っ赤な照明をバックに演奏
最初の"ジャガジャ〜ン"に入る前に桜井さんシャウト
あとイントロや間奏のギターのフレーズを
サックスでなぞって演奏、ゴージャスなfantasyでした
桜井さんはアコギを演奏してマイクスタンドで歌う
Cメロからは左手にマイク、右手でギターのネックをもって動きながら歌う
Cメロの"撃ち殺し"でアコギを銃に見立てる
レポ�△愨海�↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959931299&owner_id=40608494
ログインしてコメントを確認・投稿する