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2017年04月13日18:59

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奪い合い社会から共生社会へ変える時です

人間も動物の一種です。多くの動物は自然に適応して生きており、その中で人間は、自然を改造して生き始めたことが大きな違いだと言われています。即ち、生活物資を造るために働いて生きる動物に進化できたことです。

人間も原始時代には、動物が本能でやるように、自然の中で生き残るため様々な方法を学び、徐々にそして近代では急激に、科学的進歩を遂げてきています。この生活物資の生産拡大と共に人口も拡大し続けてきています。

19世紀初めの人口は約10億人でした。だが、20世紀に入り、科学技術の進歩によって人口が急激に増え、21世紀の今では70億人を超しています。今は70億人の生活物資を生産できるようになっているということです。

地球上で生活できる人口は技術的な進歩とともに増えたのです。だが地球上に住める人口は無限では無いと思います。やがて人口は、地球上で豊かに無理なく生活できる人口に落ち着いていくと思います。今がその模索段階なのかも知れません。

世界経済は1980年頃から、慢性的な生産過剰と言う「不況」に襲われるようになってきています。過剰、即ち、今の世界は70億人以上の人間が生きていける生活物資を造り出す能力を持っていることを証明しているのです。

「不況」になると多くの国が景気刺激で消費を増やします。ケインズの有効需要の論理で国が需要(消費)を作るのです。企業が市場不足で仕事を失って倒産し、生活できない人間が増えるのを防ぐためです。だがこの刺激策は麻薬と同じです。経済成長を助けるので、市場不足を更に深刻にしてしまいます。

この刺激策が限界になると奪い合いの競争は更に激しくなります。他国の企業が持つ市場まで何とか奪おうとします。やがてこの経済戦争が本物の戦争を促すようになるのです。今、世界はその段階のように見えるのです。

米露が衝突する?第三次世界戦争になれば人類は破滅的になります。だから99%の人は戦争に反対だと思います。だが市場競争に負ければ生活できなくなります。戦争の原因=経済戦争にはますます引き込まれていくと思います。

生活できないから犯罪や戦争が起きるのです。解決するには奪い合う社会を支え合う社会に変えるしかないのです。何故、奪い合いをするのか?奪い合いに勝って仕事を取らないと企業が潰れるためです。競争に勝つには投資が必要になります。このため企業は利益を貯え、金利を払い続けなければならないのです。

働く国民の収入は投資家や銀行が奪う利益のために減らされます。その結果、国民の消費は減ります。国はこの不足を景気刺激の形で補っています。競争で苦しむ企業や収入の増えない国民からは税金も取れません。結果、国の借金は膨らみ続けています。

これをどう解決すれば良いのか?解決策は単純に考えるべきです。大量生産・安売りという無駄な奪い合いの競争を止めるのです。従業員の規模で、生産量を割り当て、商品の質(価格)やコスト削減などの競争に変えていくのです。

国の借金を無くすには金利を取っている銀行を変えます。銀行を国有にし、金利を国の収入にして、国民の福祉などに役立てる仕組みに変えます。また、法人税や所得税は収入の格差の状態に配慮した累進制が良いと思います。企業内の投資家や従業員などへの収入配分は職種などを考慮した話し合いで決めたらよいと思います。

国民生活が安定すれば、犯罪は減り、戦争を煽る人間もいなくなると思います。生活の安定こそが第一です。そのためには改革策の議論を進めることが必要だと思っています。拡散、宜しくお願い致します。

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