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2017年02月15日07:38

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やっぱり法律は難しい

身近な(?)法律に道路運送車両法というのがあります。
道路を走る車両は、この法律に準じていなければならないというのが中身です。

法律自体は大まかな文言ですが、その法律を支える政令等に、道路運送車両の保安基準があり、それをまた細かに明文化した、保安基準の細目を定める告示があります。

この中の、別添20は外装の基準が定められています。
大雑把に言えば、車の外装は、鋭く出っ張ったものなどを付けていてはいけないというところを、露出している部分は最低2.5Rの丸みを帯びていなければならないとか、細かに決められています。

22年から施行される予定ではありましたが、各メーカーの対応が追い付かないということで、29年4月1日まで猶予期間とされました。
新型車を作る自動車メーカーは、それに準じてデザインし、標準のバックカメラは巧妙に埋め込まれ、後付けのものは排除される立場となり、スキーキャリアメーカーなども対応を迫られました。

スーパーセブンは、新型とはいえ、基本的に継続生産車ですから、22年以降、サイクルウイングやフロントウインカーブラケットなどに対策用のゴムモールを施し、エンブレムも形は丸いが角があるものから、やわらかい立体ステッカーに変わっていきました。

さて、最後に残ったのが、ボンネットを止めるバックルですが、向こうではそれをカバーするゴムなども作られていました。

そして、猶予解除を半年後に迎えた、昨年の10月7日。
ほかの省令と一緒に、ひっそりと発表されたのが、別添20は削除という内容。

あまりにもひっそりとであったので、いまだに外装基準で検索すると、前回車検を通った車でも、22年以降の車は、3月31日までに適法にする必要がありますよという内容。

情報が錯綜しているし、文言も不明瞭なので、関東運輸局に行って事細かに説明を求めたのが昨日。
21年までの基準に戻すという内容、別添20は削除。

これまで複数年かけて、4月以降の対策に追われた自動車及び部品のメーカーさん。
ご苦労様でした。

「ああ、あれ無しね。」
「なしじゃねえだろ、こちとらそのためにどれだけ投資したか。」

いやー、何があったか知りませんが、法律って難しいですね。

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