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2016年11月30日22:59

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親しい仲間に囲まれて



   1. Hab oft im Kreise der Lieben
    im duftigen Grase geruht
    und mir ein Liedlein gesungen,
    und alles war hübsch und gut.

   2. Hab einsam auch mich gehärmet
    in bangem, düsterem Mut
    und habe wieder gesungen,
    und alles war wieder gut.

   3. Und manches, was ich erfahren,
    verkocht ich in stiller Wut,
    und kam ich wieder zu singen,
    war alles auch wieder gut.

   4. Sollst uns nicht lange klagen,
    was alles dir wehe tut,
    nur frisch, nur frisch gesungen,
    und alles wird wieder gut.

   1. しばしば愛しき仲間達とともに
    薄もやに包まれた草原に憩い
    ひとつの小さな歌を歌った。
    何もかもが素敵でかぐわしかった。

   2. 深い心痛と不安の中で
    たったひとり悲しむ時
    やっぱり歌を歌って
    またすべてが良くなった。

   3. 多くの経験したことによって
    私は静かな憤りへと誘われ
    そしてまた歌へと行き着き
    やはりまたすべてが良くなった。

   4. お前を苦しめていることで
    いつまでも嘆くのはやめよう。
    さあ、新たな気持ちで歌おう。
    きっとまた何もかもうまくいくだろう。

                   (訳:ゆーぼう)

ドイツ民謡の"Hab oft im Kreise der Lieben" (邦題「親しい仲間に囲まれて」)です。我が国ではあまり知られていませんが、美しい旋律にもかかわらず、私にはどうにも身につまされる歌詞となっています。

心に響くのは、1番の歌詞です。過ぎ去った楽しい日々を讃えているところが、何とも麗しい。ここで私はいつも、かつて12年間通った語学教室のことを思い出すのです(参照→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1953950647&owner_id=62249729)

楽しい日々でした。全くこのとおりでした。みんなどうしているかなあ?

未来に希望を抱き、夢の実現に向けて一歩一歩進んで行くのも素晴らしいけれど、過去を懐かしみ、楽しい思い出に浸るのだってそんなに悪いことではありませんよ!だって、懐かしむことができるほど、楽しい思い出を持っているのだから。そんな思い出は、どこかへ無くしてしまうことも、盗まれてしまうこともないのだから。羨ましいでしょう?

2番と3番では、その楽しい日々の後に訪れた失意と悲哀の時期を歌っています。そんな時歌うことが支えになったことも。

そして最後の4番では、いつまでも嘆いていてはいけないと教えています。そ、そうですね!ごめんなさい・・・。

そうだ、この歌を歌おう!当時覚えたこの歌を歌えば、親しい仲間達に囲まれた自分に戻るだろう!
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