mixiユーザー(id:2760672)

2017年01月20日17:33

368 view

体外衝撃波結石破砕術を体験

 前回までのあらすじ:左脇腹に突然の激痛。救急車を呼ぶと尿管(腎臓から膀胱に続く管)結石が見つかり痛み止めの座薬で帰宅。その後「石が出易くなる薬」を処方されて3ヶ月通院するが、痛みも無い代わりに石も落ち着いたまま。8ミリでは自然排出は難しいかもと言うことで衝撃波による石割りをすることになった。

 朝10時受付。X線で位置確認。病棟へ案内されていきなり補液の点滴、更に痛み止めの座薬を入れられる。同室の人が3度めだと聞いて不安になる。12時頃順番が来て点滴のまま車いすで移動。機械は真ん中辺に穴の空いたベッド状で、i-Move と書いてあった。私の石は膀胱直前なのでベッドの穴に腰骨の内側を合わせてうつぶせに寝る。ヒヤリとした感触があって機械が腹に触れた。

 「どれくらいかかるんですか?」「15分くらいです。真ん中辺りでお知らせします」 衝撃は想像していたのとまるで違った。腹に中華鍋を当てて金槌で勢い良くカンカンやられる感じ。最初は余裕だったが時々腹が痛くなった。たまにサオやらタマやら足の先までビリビリ響いたりする。意識をそらすために打撃の数を数えていたら、1500回辺りで「真ん中です」の声。追加の痛み止めは使わず3000回で終了。腹が冷えた。

 病室に戻ってウトウトしながら点滴が終わるのを待つ。最初の尿はドロっとしたコーヒー色で石を取るための網が詰まってしまった。若い看護士が「ちょっと見てもらってきます」と持って行ったきり1時間放置される。何か異常事態が起きているのではないかとドキドキしながらナースコールすると退院の手続きに入った。問題無いから帰れと言うことらしい。時間は午後4時。尿の中には2mmほどの石があったようだ。

 ここで大きな勘違いに気付く。「手術」と言うからには根本治療を行ってあとは回復を待つだけだと思っていた。ところが今回の手術は「衝撃波を当てます。石が割れるといいね」と言う程度のもので、割れたかどうかの確認も、体外に出る保証も無い。やるだけやって問題なければお帰り頂き、石の確認は次の診察時と言う流れ。

 当日夜23時頃が一番痛かったかなー。痛み止めを出してくれないのは事故があった時に気付きにくいからかも知れない。翌朝には軽い違和感だけになった。治療や施術がどのような経過を辿るかの説明が無かったか、簡単すぎたか、聞いていなかったか、忘れたらしく、色々戸惑うことが多かった。その後尿はワイン色を経てしばらくピンクが続いたが、1,080円もした茶こしにまだ石は引っかからないようだ。スクワット運動がいいらしい。うーん。
0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する