mixiユーザー(id:2760672)

2016年12月08日16:17

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ペトリとマミヤを

買ってもた。この手のカメラに手を出すとコレクターになりかねない。実際ペトリはこのまま保存しようかと考えたりしている。非常に危険な物件。気持ちを引き締めてかからねば(笑)

 写真右。ペトリ2.8。1958年発売。パララックス自動補正の距離計つき、露出計なし。45/2.8 のレンズは Orikkor(オリッコールならぬオリコール)。 ペトリのカメラを手にするのは今回が初めて。私が現役の頃は辛うじて MF-1 が売られていて、ペトリと言えば時代に乗り損ねた過去の、そして労働争議で分解したメーカーだった。創業は明治まで遡り、会社自体は現在もあるそうだ。全般に独創的だが故障の多いメーカーだったらしい。レンズには定評がある。全群繰り出しのビトウィーンシャッター。バックフォーカスが長そうなのでもしかしたら K-01 で無限遠が出るか?

 で、モノが届いて驚いた。「動作未確認のジャンク」と言うことでレンズ目当てに安く落としたのだが、シャッター、絞り、セルフタイマー、ピント合わせまでひととおり動く。のに、肝心のレンズが酷い状態で、アルコールで拭いても向こう側が見えない(笑) ネットで似たような症状をいくつか見たので持病かも。このままでは単なる置物になってしまう。困ったな。各部の操作感がとても良くて、そもそもバラすのが惜しかったりする。

 写真中。マミヤ35EEスーパーメリット。1962年発売。ペトリ2.8 より少し新しい。レンズ周りがキャノネットジュニアと似ているが、シャッター速度優先EEで、パララックス自動補正の距離計付き。機能的にはキャノネットに近い。レンズはセコールではなくコミナー。当時あちこちのカメラメーカーで採用されていたそうで、メーカーの日東光学は今もあるらしい。前玉回転式のビトウィーンシャッター。

 巻き上げ動作は出来るがシャッターは切れない。暗箱内のディスクはフリーで回ってしまうが、本当はこれでシャッターをチャージするのではないかしらん。ファインダーはとても綺麗でブライトフレームもクッキリだが、二重像はほとんど見えない。また露出計も死んでいた。その気になればシャッター30-250、絞り2.8-22のマニュアル露出で撮ることは出来る。ストラップを付けるアイレットが無い。ケースに入れて持ち歩くものらしい。

 どうせフィルムは撮らないのでどちらも目当てはレンズ。そのためにわざわざ壊れた個体を買っている。治りそうなもの、状態のいいものは他の方に委ねて、私はなるべく捨て値で放っておかれているのを拾ってくるよう心がけている。そういう意味では今回ペトリは失敗した。オクだとこういうこともある。

 写真左は前から持っていたキャノネットジュニア。これはいつかフィルムを通してみたい。そういうカメラが増えてくるとコレクターになってしまうのだが...
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