トランプ勝利

次は世界情勢の話題に行ってみよう。最近の目玉は何と言っても米大統領選だろう。日本
にとってもある意味、衆議院選挙よりも影響力が大きい選挙と言える。で、テレビや新聞
の予想を裏切りトランプが勝利した。テレビや新聞というものがいかに当てにならないか
を証明したような結果だったな。オイラはトランプが勝つと思っていたけどね。

この選挙結果は、アメリカがこれまでのグローバリズムを大きく後退させることになるだ
ろう。昔のモンロー主義のように、他国のことには関わらない、という方針に転換するだ
ろう。中東にもウクライナにも積極的に関与しなくなると思う。ロシアあたりにとっては
大いに歓迎だろう。南シナ海問題にも消極的になるのであれば中国も大喜びか。

経済面ではグローバリズムから脱却し、自国優先主義・保護主義に傾くから、アメリカか
らの投資に依存している国は大ピンチだ。もうＴＰＰもやらないと言っているし、輸入関
税を上げて自国内産業保護に走る気マンマンという感じだ。ＧＤＰにおける対米輸出が占
める比率が高い中国・韓国・インド・ブラジルなんかは相当ヤバイだろう。

日本にとってはどうか。一番懸念されるのは在日米軍の縮小、あるいは撤退だろう。これ
まで自国の防衛を米軍に頼って来た日本にとっては由々しき問題である。ついに日本も、
自分の国は自分で守る、という国家の基本に立ち返るときが来たのかもしれないな。侵略
大国・中国の脅威から守るためには、防衛費の増額も必要になってくるだろう。

一番手っ取り早いのは核武装することだ。戦略核ミサイル原潜を数隻、日本近海に配備す
る。もちろん世界各国から非難されることになるだろうが、都合の良いことに北朝鮮が核
武装を進めているので、対抗上やむを得ず〜という言い訳は立つから、理解を得ることは
そんなに難しくないんじゃないかと思う。