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2016年10月09日16:13

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K-01 と TAKUMAR-F 28-80/3.5-4.5

 先日シグマの 28-80/3.5-5.6 を買ったばかりなのにほぼ同スペックのよりによってタクマーを落札。送料込み600円の堂々たるジャンク。前玉をアルコールで拭いたら光学系は見事に奇麗だったが、ネジでも緩んでいるのかズームリングは渋い。重さはシグマのほぼ倍で、AF の反動が手に来る。絞りは豪勢な8枚羽根。迷彩服が似合いそうなデザインはプラスチッキーだが嫌いじゃない。

 せっかくだから撮り比べをしてみた。シグマは解像度が高く寒色系で、極端に言えば細密画っぽい。ビルなどの人工物はホレボレするような写りになることがある。猫も細密感があって奇麗だが、少々寒々しい。この色で人間はどうなんだろう。一方のタクマーは解像度はもうひとつだが全体に柔らかく色もボケも自然な感じ。逆光ではシグマはフレア、タクマーはゴーストが出ることがあり、どちらかならタクマーが好ましい。

 タクマーはピクセル等倍で鑑賞する人の選択肢には絶対に入らない。じゃぁダメレンズかと言われると、これはこれでアリな気がする。むしろ問題は最短撮影距離1m。スナップレンズとして致命的と思う。致命的と言えばシグマはフルサイズで四隅が流れるそうだが、APS-C ではセーフ。常用して困ることがあるとすればペンタックスと色味が合わないことか。

 K-01 を買ってから何本ものジャンクレンズを試して来たが、どれも使い込んでいるとは言えず、まぁ正直本当のところは分かっていない。メインの被写体がベランダの日々草ではテストもクソもない。なのにこうして誰も読まないレビューを書くのは、文字にすることで自分の頭を整理したいからだが、それによってレンズの印象を固定化してしまう弊害もあって、難しいところではある。

 そも K-01 はレンズ遊びのために買ったもので、とっかえひっかえジャンクレンズを試すのは正しい使い方ではある(笑) 一方で写真を楽しむためにはいつか常用レンズを2-3本に絞りたいとも思っている。ズームと単焦点になるのかズーム数本なのかまだ方向は定まっていないが、多分このタクマーはその中には入らないと思う。逆にシグマは現時点で候補のひとつ。

 写真左:もはや手当たり次第。左から DAL18-55、タクマーF28-80、シグマ28-80。 写真中:日々草。これ以上寄ることも引くことも出来ない使いにくいマクロ。一般撮影よりコントラストが低い。 写真右:スイカ。中望遠っぽい柔らかさが心地いい。曇天の割には色が出ている。
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