K-01 とシグマ35-70/3.5-4.5

　先日のコスミカとほぼ同スペックの安ズーム。ヘリコイドで遊ぶつもりで980円で買って、レンズ拭いたら奇麗だったのでなんとなくそのまま持っていた。ピントもズームもスカスカなので AF 時代の MF タイプと思う。超コンパクトな上に全域 50cm まで寄れて使い勝手はいい。コスミカと丸かぶりで持て余し気味だが、試しに持ち出してみた。

　青空の色が奇麗に出て最初の印象は良かったんだけど、撮った写真がなんとなく気持ち悪い。木の葉が崩れる。ボケが汚い。遠景がスッキリしない。青空の写真もよく見ると暗部が青くかぶっている。同じ条件で DAL18-55、コスミカ35-70、トキナー35-105 と撮り比べてみると、解像度、逆光耐性、色味、ボケの全てで他のレンズに負けている。うーむ。念のため光にすかして光学系を確かめてみたけどクモリは僅かでとても奇麗だった。

　コスミカとトキナーで気を良くして、もしやこいつも名品かなと試してみたのだけど、少々残念な結果になった。近接の描写は悪くないが、やっぱり色かぶりが気になる。コスミカに勝つ部分が無いとなると存在意義が無く、このままではマウントドナーになりかねない。何か使い道は無いかしらん。