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2016年07月04日01:30

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無色透明企業

新しいパート先は、勤続20年の上司(女性)の午後からの補佐3時間。
人事が持病を持つ上司のために補佐を付けるということで、私が雇われた際に「自分のつらさをわかってくれるのは、同じように闘病をしているひとだな、と思ってアナタを選びました」と言われ「だから無理はしないでいつでも休んでね、長く働いて欲しいから。この会社はそれが出来るから」と念を押された。
前の仕事はパートがサービス残業するのを見て見ぬふりする会社だったので「ココはブラックではないな」と初日に思った。
いつでも休んでいい、連絡さえしてくれたら当日体調悪くて休むことになっても気にしなくていいから、とは言われていたものの、最初の1ヶ月は定期的に行っている病院くらいしか休まなかった。

しかし次の月、発達障害の子供の施設見学を保護者同伴で行くのに多いと週に1回休む羽目になってしまうことに。でも子供の今後4年間を決める大事な施設なので出来るだけのことはやっておきたい。そこで事情を説明し「多めに休みがいただきたいんですがどうしたらいいでしょうか…」と上司に相談してみた。
「遅かったら9月の入学になるので、それまでに候補としてあげている施設を見学したいと思っていまして。なるべく休みが立て続けにならないように、見学日がずらせたらずらせるように考えてるんですけれども…日程が決まっている施設もありまして…」
「それは子供のこと優先にしてあげて。見れるトコ全部見に行きよ。…うーん…そうやなぁ…」
そうですよねぇ…だって私が上司の仕事内容の負担を一部軽くする目的で仕事が手一杯になる時間帯の補佐に入っているのに、補佐が休んでいては意味が無い。

「有給の更新月っていうのがあって、年に2回やねんけど、その更新月に6ヵ月経ってなかったら次の更新月まで有給がないのよ…」
「…はぁ。」
「アナタの場合、9月の更新月にはまだ6ヵ月なってへんから翌年までもらえないのよ。たくさん待った分1日か2日か…多くもらえるねんけどね。それまでの間は休んだら給料はないから、そこは我慢してもらわなアカンけど」
「…へ?」
「いっぱい休んだら給料もまるまるないもんね、今は。それが可哀想やけどなぁ…。でも、休むのは全部休めるから。来年からは、休んでも給料あるから、それまでは我慢して」
休めば給料が減るという私の経済的な心配をして「うーん…」と唸っていた模様。

「いやいやいやいや、もう…休めるというだけで、それは給料が減っても、十分に有難いことです。前の会社は休みを取るのが大変で。自分の代わりに出勤してくれるひとを自分で探して、たいていは無理なので仕事するしかない、という状況でした…」
「ココは、大丈夫よ。代わりを探さなくても、アナタの仕事はそのまま残しておくから。今日中にやらなきゃいけない仕事のみ私がやってあとは全部残しておくからね。休んだ次の日にアナタが大変ってだけやから誰に気兼ねすることなく休んでええのよ、アナタが苦労するだけよ〜」
「わかりました。次の日に頑張って終わらせます」
「でも、ホンマに大変やったら声かけてね、手伝うから。出来ませんでした、よりも、出来そうにないから助けてください、のほうがええからね」
間違いなくブラックではない。
とてもホワイト。
いいや、ホワイトどころか透けてみえる。





■「有休を1回使うごとに君は信用を失っている」 ブラックすぎる言葉に震撼!取得率アップには企業の意識改革が不可欠だ
(キャリコネ - 07月03日 10:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4074327
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