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2016年05月05日08:43

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K-01と M120/2.8

 120 という焦点距離については「ブレにくい焦点距離を探したら 120 だった」とどこかで読んだが、「安い値段で F2.8 の口径比が得られる一番長い焦点距離」でもあったのだと思う。当時 135mm は 3.5 が一般的で、2.8 (ペンタは 2.5 )はとても高価だし前玉が大きくて不経済だった。同様に当時のKマウントの 28 は 3.5 止まりで、F2.8 で安く画角が広いのが 30 という焦点距離だったのではないだろうか。私は当時ペンタのレンズラインナップを見て、アマチュアの味方と勝手に解釈し勝手に感動したものだった。

 50、28 のあとやっぱり望遠かなぁと探りを入れていた頃、実は 100mm がしっくり来ることは分かっていた。が、当時テレプラスを持っていたので 100/2.8 を買うのはもったいないと思い、ちょっとだけ長い 120 を買ってしまった。結果テレプラスを付けて高校野球を撮りはしたが、120 素のままではほとんど使わなかった。野球に短し常用に長し。ズーム嫌いの私だが望遠はズームに限ると思う。 80-200 は高かったけど、75-150 辺りを買っていたらまた違った写真ライフを送っていたかも知れない。

 m になる前の方が評判がいいようで、一時は数万の値も付いたらしい。だがライカが「レンジファインダーで使える一番長いレンズ」として作った135も、ペンタが「安価な F2.8 の望遠」として作った 120 も、結局作る側の論理だったような気がする。良く言えば頑張った結果。悪く言えば妥協の産物。画角としてはとても中途半端ではないかしらん。

 写真は 120 にテレプラスを付けて 240 で撮ったもの。換算 360 相当と言うことになる。 300 を越えると「本格的」な雰囲気が出てくる。ゴールデンウィーク(って最近は言わないの?)は雪の富士山を望む最後のチャンスで、昨日は強風のお陰でこの時期にしてはスッキリしたいい富士を見ることが出来た。最近は夏富士も好きだけど、やっぱ富士山は雪が似合う。
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