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2016年04月12日23:48

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西武安比奈線を歩く

約1ヶ月前の3月6日、西武安比奈線を歩いてきました。日記は別テーマものを先に書いてたので今頃にあせあせ 時期的には勿論桜の花の前で、まだ梅の花が見られた季節、ようやく冬の終りが感じられる頃・・・

☆=写真拡大可

西武安比奈(あひな)線、よく廃線のように言われてますが実は休線扱いで、その為レールも一部を除き殆ど残存してますが列車が走らなくなってから約50年、放置状態です。それが遂に廃線というニュースが飛び込んできました。
初めて安比奈河原を訪れた時は砂利採取後の泥が積み上げられた小山が勝手に?オフロードコースになってて、当時ジムニーに乗ってたので喜んで鉄チャン&オフロード走行を楽しんでました。25年位前ですが、その時点で既に車両や建物類は無く、現在とさほど変わらない状態・・・もう少し架線などはありましたが・・・でした。
祭後に訪れたのは10年以上前で、その時は自転車で線路跡を1往復走ったのを覚えてます。その後TV朝ドラなどで知られるようになった頃には全く訪れておらず、廃線を聞いて久しぶりに現地を訪れてみようと思い、今回は全線歩いて往復する事にしました。6日の天気は晴れ時々曇り、そんなに寒くもなく程々のトレッキング日和。

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☆ 安比奈線の分岐駅である南大塚駅は最寄りの東伏見駅から乗り換え無しで行けるので、大変楽です。途中電車連絡待ちで停車中の小平で。

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☆ 今度は東村山駅で特急待ち、発車していく国分寺線電車。

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☆ 川越のひとつ手前の南大塚に到着、駅前には川越市のコミューターバス。後でダイヤを見ると本数が大変少なく、2台見れたのはラッキー?

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駅前で、いきなりブタ発見!

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☆ まずは本線の新宿線から安比奈線分岐部へ。踏切部分だけ安比奈線現役時の名残のレールが残り、その先から左へ現安比奈線ポイントが設置されてます。

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☆ 安比奈線ゼロキロポストは少し先のホーム横にあります。安比奈線開業時にはこの付近に本線から分岐ポイントがあったのでしょうか? 線路はしっかりした造りでバブル時に安比奈線途中に電車車庫計画があった時代に少し線路敷き直しの工事が進められた・・・と何かで読んだ気がしますが、感じから保線車留置線用にも見えます。

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その近くで見かけた巨大手の看板。

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☆ 線路は駅跨線橋を潜った所で一旦途切れ、その先には積み並べられたPO枕木の列。

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☆ その先の踏切で再び線路が現れ、ここで敷き直された線路は途切れます。

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☆ 線路が途切れた横、線路1線分位横に旧線が現れます。これが“オリジナル線”といったところでしょうか。草が茂ってないところを見ると時々手入れはされているようです。またこの周辺はガッチリと鉄パイプの柵が組まれて敷地内立ち入り禁止となっており、柵外から眺めるだけになってますが・・・・・

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☆ R16の踏切り。以前はもっとレールが見えてましたが埋められてしまってます。このR16バイパスが開通した頃から安比奈線は列車が殆ど走らなくなったそうで、実際に列車がこの踏切を通過した実績は殆ど無いのでは、と何かで読んだ覚えがあります。
線路敷地柵も地元住民が開けたらしい跡が・・・あせあせ(飛び散る汗) 

架線は架線ワイヤーだけが所々残っており、ワイヤーが途切れる所もちゃんと引っ張る工事が施されて垂れ下がらないようにしてあり、線路敷きが放置施設ではない事が解ります。
その先の線路敷きは昔のレールが残存したままの廃線跡によく見られたような線路内畑が続いてます。

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☆ 住宅地を抜けると田園地帯へ。手前は赤間川橋梁と先は葛川橋梁。

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☆ 葛川橋梁横の梅の花。

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☆ 葛川橋梁、枕木は朽ちてて上を歩くのは不可能です。10年チョイ前も既に似たような状態で、当時は自転車を片方のレール上に乗せ、人はもう片方のレール上を自転車を押しながら歩いて渡リました。この頃は踏切りなどの線路敷き柵もあんまりありませんでしたから。

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☆ 線路横に咲いてた梅の花。

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線路のあちこちで見れる敷地境界標。

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☆ 数少ない、ちゃんとした踏切り。たいていの踏切りは半分埋められた状態でレールの頭が見えてたら良い方でした。

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☆ 長瀞川橋梁、川が鉄橋下から先は何故か整備されてません。枕木も殆ど朽ち落ちてしまった状態です。

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イヌに説教されてる犬フン看板めっけ。

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☆ 低いけど勝手に歩道橋梁ほっとした顔 線路敷地も農家の庭と一体化。勝手に橋梁は小湊鉄道の里見砂利取り線跡でも見られますウッシッシ

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☆ 森の中を行く線路。ここで出会った初老の人と話をすると、若い頃は南大塚駅の駅員をしており安比奈線に出入りする列車は何度も見てたそうですが、終点の安比奈へ行った事は無かったそうです。また、その頃の南大塚駅周辺は雑木林だらけで大変寂しいところだったとか。

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☆ 線路と梅の花。

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☆ 堰堤を越えた所の池部用水橋梁。ここから入間川河原区域です。

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☆ 根っこに飲み込まれるレール。レール陽刻のなぞられたチョークは20年以上も前のものらしい事が判明・・・よく残ってたものです。

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☆ さらに大きく飲み込まれるレール、まるで蛇のように見えます。

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☆ 同じ飲み込み根っこのローアングル。

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数字刻印ピンが刺さった枕木。多分1964年と52年前のものかと。500円玉は対比用。

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線路は八瀬大橋取り付け道で突然途切れます。

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☆ 車道上から南大塚方面を見る。

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☆ 車道を渡った反対側から再び線路が続いてます。

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☆ 線路横にオフロードバイクのコースがあり、タイミングを間違えると砂煙攻撃に遭遇してしまいます。バイクの動きを見計らって・・・

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☆ 私メのミクシィ扉写真のレールの上に乗ってるジープの撮影現場。10年以上前の撮影ですが、当時と殆ど雰囲気は変わってません。

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☆ ここにも生物根っこが。根っこを枕木にしてるようにも見えてしまいますウッシッシ

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☆ 水道橋手前付近で安比奈ヤードのポイントが現れました。それにしてもポイント中央の木の太い事! 列車が来なくなってからの長い年月を感じます。

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☆ この付近で見かけた八幡製鉄所 1910年製 30kg/mレールの刻印。

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この先の線路敷きは荒れており、この架線柱下もレールがある筈ですが埋まってしまって見えません。それでも深い雑木林が数年前に刈り取られたので、ここまで見える状態になったようです。

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☆ ヤード中に残る砂利採取トロッコ線のコンクリピア。

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☆ 車道から一盛り越えた所に、再び線路が現れました。四輪オフロードコースの一部になってて、ジムニーが走ってました。

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☆ 潅木の中を進む線路。笹が茂ってますが普通に歩けます。

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☆ 潅木地帯から出ると2ツ目のヤードに出ます。

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☆ 確認出来る一番奥の線路施設が、このピット。かっては建物(機関庫)があった筈ですが痕跡はありません。この先もヤード線は続いてましたが泥置き場となって埋まってしまってるので、線路探索はここまでです。

歩いて南大塚駅近くまで戻ってきたら公園が目に付いたので・・・

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飛び出し看板、キャプ●ン翼の影響?ウッシッシ

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JEEPかと思って近付いたけど、ちょっと違う・・・でもボンネットの形状はアウストロ・ダイムラーのガソリン機関車か!?ウッシッシ

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他では見られない形状の水飲み場。

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何とも不思議な形の・・・虫? アシ?が多いからムカデ??

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鉄製滑り台ですが、結構古そうです。

駅周辺で食事と思ってたけど、たいした店が無く、目立つのはスーパーだけ・・・

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☆ 南大塚で電車待ちの間、眺めてた保線モーターカーなど。

全部で8km位は歩いたと思いますが平地の歩きなのか、思ったより疲れは少ないものでした。これが山歩き(林鉄線跡探索など)だったら、翌日は筋肉痛だったかもウッシッシ
 

安比奈訪問記2
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2016リスト
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