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2016年01月27日22:38

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「カピタン」研究(07)

 今日読んでいるのはカピタン第4号。故花沢氏が、色々な変則将棋のルールについて書いているので、それをそのまま引用してみよう。

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変則将棋思いつくまま 花沢正純

1、よくある「二手指し」先手は一手指し、あとは互いに二手ずつ指す。ただしその二手で、常に二つの駒を動かすこと(同一の駒を二度動かすのは禁)。

2、持駒を敵・味方共通にする(駒台を一つだけ用意して先手後手共通に使う)。これは実際に指してみないと見当がつかない。付帯ルールを付けないと恐らくうまくない?

3、将棋盤は81格ですが駒台を含めれば83格、盤面から駒台に動ける駒を作ろうというのが第一の発想。うまい具合に金は裏がマッシロで、「成金」は定義されていない。そこで金が敵陣に入って成ると、敵・味方の駒台に動けることにする。敵の駒台に動いたときは敵の持駒はすべてイタダイて味方の持駒になる(但し動いた成金は敵の駒台にのって敵の持駒)。アマりオモシロクナサソウ?成った金は「ケンユウ」とでも命名するか(金成憲雄というぐらいですから?!)。

4、〈ところで上の持駒という考え方を借用して〉五段目にある駒は一種の持駒とみなすわけ。即ち駒が五段目に入っていれば、そこから任意の「空きマス」に動ける。(動き二歩は禁にする?)

5、〈歩の動き方が局面によって変化したら、という発想〉歩の動き方は玉と金の位置によって決定される。
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の配置なら、歩の動き方は
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の配置なら、歩の動き方は
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従って金が全部取られると歩は動けないことになる。また金4枚を手に入れれば歩は四ヶ所に動けることになる。動き二歩OK、打ち二歩禁。

6、安南将棋の変形。味方のキキ筋に入っている駒はその本来の動きを失ってその駒にキイている味方の駒のうち最遠の駒の動きを持つ。最遠の駒が複数あるときはそれらのうち最低ランク(玉龍馬飛角金(成駒)銀桂香歩の順で)のものの動きを有する。

 どれもどういう感じになるかよくわかりませんが指してみませんか。

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 1はdouble-step chess、そして6はpatrol chessに発想が似ている。ただ、Sake Tourneyでのdouble-step chessの定義は、花沢氏のとは逆に「必ず1つの駒を二度動かさなければならない」というもの。またpatrol chessは「味方のヒモがついていないと駒取りができない」というもので、味方の利きに入ることで性能が変化するところが共通している。京大将棋部で、誰か実際にこれらの将棋を指してみた人はいるのだろうか?

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