mixiユーザー(id:2760672)

2015年10月17日19:22

1452 view

BELL14の作例

 ついに発見、BELL 14 の作例! セットになっていたフィルムを同じくセットの現像液で処理したもの。撮影は恐らく昭和50年前後だと思う。猫の前にある白いものは猫をじゃらすためにヒモでぶら下げた布切れか何かだが、そのヒモまで写っているところが凄いじゃないか。左手前は周辺光量落ちではなく物置の影。この感じだと夏至前後の午後か。フィルムは1本しか撮ってないと思うが、ネガが出て来ないので当時の状況が分からない。この手のカメラの常としてピントが来るのは3mほどの距離だから、多分これが一番良く撮れた一枚だったのだろう。

 プリントしたのは撮影から3年ほど経ってから。大きさはキャビネ判。引伸ばし時に 135 のキャリアを使ったとしたらネガの平面性が怪しいはずなのだが、粒子がそれなりに見えているところを見ると何か工夫したのかも知れない。が、当時この写りにとてもがっかりしたのを覚えている。肝心の被写体である猫の顔周辺のゴミをスポッティングもしないで放ってある辺りにその残念ぶりがにじみ出ている。あの頃はオモカメの写りを楽しむ余裕は無かったね。

 プリント後40余年にして押し入れから発見された訳だが、驚いたことに全くと言っていいほど変色が見られない。当時律儀に薬液処理をしていたことと、押し入れの奥深くに保管してあったのが効いたのだと思う。スキャナで取り込んだあとはほとんどレタッチせず、シャープネスだけ軽くかけている。
0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する