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2015年08月11日22:59

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2015-08-02_嶺方峠〜木崎湖・信州鈍行弾丸日帰り聖地巡礼の旅

轍ルートマップ(http://map.cyclekikou.net/report.php?id=2277

午前中は運動公園のプールでひと泳ぎ。
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午後は昼寝、夕食を食べた後、部屋のベランダから松戸の花火大会をカメラを構えながら見るのが8月頭の定番に。
そしてその後は輪行袋を抱えて出発。ムーンライト信州に乗るためだ。
最後部の座席を予約しておいたのだが、たまたま隣の席の人も輪行。聞くと松本で降りて美ヶ原を走る予定だそう。
座席の後ろに僕の自転車を置き、先に下りるその人の自転車を上に乗せることにした。
昼寝をしっかりしておいたのもあり、お隣さんが松本で降りる時目が覚め、挨拶して送った後は目が冴えてしまったので朝食のおにぎりを食べながら窓の外を眺めていた。
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朝霧で霞む仁科三湖を過ぎ神城駅に到着。
電車を降りると視界は霧で真っ白だった。
進路を南西に取り走り始める。陽が見えないので涼しい。
小川村までは下りで快調に進み、次第に霧も晴れて見通しが良くなってくる。
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そこからは北西に進路を変え登りになる。
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予定の道とは別の道に通行止めの看板が出ていたが、行った道も工事で通行止めになっていた。
崖崩れか何かで土砂が積み上げられており、傍らに重機が停まっている。車だと難しいだろうが自転車や徒歩で越えるには問題なく通過することが出来た。
ところがその先でトラウマ級の数のアブにたかられる。おまけに虫除けスプレーを忘れていることに気付く。幸いにも無事に通り抜けられたがSAN値は大分削られた。
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勾配はきついし、標高が上がるにつれ、見晴らしと引き換えに陽射しが強くなってきて辛いが、山並みの向こうにうっすらと雪が残る北アルプスが見えて慰めになる。
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暫く行くと小さな集落もあり高戸谷道という古道も通っていると看板が立っていたがこんな所にハイカーが来るのだろうか?後で調べたがヤマレコにも一見もレポートはなかった。
畑仕事をしていたお婆さんによるとさっき通って来た道の通行止めで随分と不便しているらしい。やってしまえば一日で片付けられそうな程度だったが去年の秋から通れなくなっているそうだ。
行政の怠慢を感じる。
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集落からは途中で行き止まりになっていても不思議じゃないような狭く草が生い茂った道を抜けて、やっと国道に出る。ほっと一安心。
ここから少し登れば最初の巡礼ポイントだ!

白馬方面へと向かう国道406号線はゆるやかな傾斜で走りやすい。
山間を抜ける道なので展望はないが頭上の青空は広く開放感がある。
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ピークに近づくとトンネルの入口が見えた。
普段ならトンネルは怖くて嫌いなのだが、ここは待ちに待ったトンネルだ。
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暗いトンネルの先の出口の景色がうっすらと見える。
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そしてそれは近付くにつれて次第にはっきりと。
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サイクリストの聖地、嶺方峠に到着!
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早い時間もあって他には誰もおらず景色を独り占め。
北アルプスはやや霞んで雲も被っているが、それも夏らしくて良しとしよう。本などでは何度も見ていた景色だが実際に見ると想像以上に感動を覚えるものだ。まさに聖地と言えよう。
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大糸線側に降りる道はなんと工事中で舗装が剥がされ砂利道。
ツーリング車で来てよかったと思いつつ、峠の余韻を噛み締めながら、思いがけない未舗装の下りを楽しんだ。

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峠から下ると仁科三湖方面へ向かう。白馬で大会があるらしくMTBのグループが走っていた。ローディーも多い。
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青木湖は走ったことのない西岸を走る。木陰が多く涼しいが樹が多く湖面はなかなか見えない。
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南側に出るとやっと湖が見渡せる。カヌーで遊ぶ人も多い。
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真中の中綱湖は小さな湖だ。ほとりの簗場駅から西に進みスキー場の間を登り始める。気温がかなり上がってきていて何となく足を攣りそうな徴候があったのであわてて水分とサプリメントを補給する。
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登り始めは10%を軽く超すきつい登りが続く。ここまでの行程は予定よりだいぶ早いので無理をせずに押しを含めてゆっくり登る。
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途中、夏場はスポーツ施設になっているスキー場で休憩。自販機で冷たい飲み物を購入できて助かる。
そこから先の小熊山林道は細かいアップダウンがあるものの、勾配は緩くなり木陰も多くかなり走りやすくなった。気温は相変わらず高いが湿度はそうでもなく、気持ちの良い暑さだった。

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そしてここからが聖地巡礼第二弾。
2012年にたまたま立ち寄って以来、木崎湖はお気に入りの場所だ。
ここを舞台にしたアニメも全部視聴済みで撮影ポイントを巡る予定。
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パラグライダー場からの眺めは絶景。苦労して登ってきた甲斐がある。
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桟橋も丁度人がおらずシャッターチャンス。
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公園でボトルに水を足し、写真を撮ったりしていたら地元ローディーのお爺さんに話しかけられた。休憩しながら色々話す。
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大糸線の駅や
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踏切を眺めながら湖岸を走る。
やはり木崎湖は夏が良い。
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お昼は縁川商店でうどんを食べる。涼しい店内から出たくなくなる。
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海ノ口では丁度登り電車が来ていた。
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この家、多分そうだよね?
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木崎湖をぐるっと回ってローソンで休憩。劇中の水道はなかった。
ゆーぷる木崎湖で汗を流してから帰るのもいいかと思ったが、信濃大町に着くまでにまた汗をかきそうだったのでやめておいた。
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最後は信濃木崎駅を見て本日の観光は終了。

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信濃大町に着くと電車までの時間があまりない。
大急ぎで自転車をしまうとビールだけ買って電車に飛び乗る。
松本駅では乗り換えの時間がかなりあったのでトイレで着替えをして、ツマミと二本目のビールを購入。
しかし今日の旅はまだこれで終わりではない。これから7時間掛けて普通列車で帰るのだ。
青春18切符一日分でどこまで行けるかの挑戦でもあったのだ。
結果、往復で9280円分。かなりのコストパフォーマンスだった。
行きは夜行で寝ていたし、帰りもなんだかんだ言って明るかった甲府までは車窓からの風景を眺めていたら退屈しなかったし、思っていた以上に長時間の電車の旅も平気だった。

峠に観光に鉄道、ボリューム満点の一日だった。
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